国土交通省では、昨今の甚大な風水害をふまえ、自然災害から1人ひとりの命を守る防災教育の必要性を認識していただくため、学校教育現場における防災教育支援の強化に務めています。
庄内川河川事務所では、名古屋市立中小田井小学校5年生の児童を対象に、風水害に関する防災教育をクラス毎に実施しました。
授業では、児童たちが普段生活している地域が低平地に位置していること、洪水により大きな被害となる可能性があること、命を守るためには早めの避難が必要となることを学びました。
また、洪水時の危険性について過去の風水害映像を用いて紹介し、災害時には自らが危険を回避できるよう、ハザードマップを使って予め自宅周辺の浸水深や避難所の場所を調べておくなど、日頃から風水害への備えが大切であることを学習しました。
● | 日 時 | : | 平成29年12月20日(水)9:45~14:30 |
● | 場 所 | : | 名古屋市立中小田井小学校 |
● | 参加者 | : | 名古屋市立中小田井小学校 5年生 85名(3クラス) |
【カリキュラム】
1.国土交通省の仕事紹介
2.過去の風水害事例紹介
3.ビデオ映像「水防災を考える」
4.風水害の原因と種類(水害のメカニズムなど)
5.まとめ(あなたの命を守る防災情報について)
国土交通省の仕事について新田地域連携グループ長が説明しました
小田井周辺の地形断面図を用い、庄内川と小学校周辺の標高を比較し、川よりも標高が低いところで生活していることに気づいてもらいました
水害のメカニズムとして、内水氾濫と外水氾濫の違いについて中田専門官が説明し、そのどちらにも注意する必要があることを伝えました
ハザードマップの見方を梅田係長が説明しました
グループに分かれて、自宅周辺の浸水深や避難所の位置、自宅からの距離を調べてもらいました
避難方法などについて栗本校長先生と話し合う児童
浸水深を体験するスタンドの前に立って自宅周辺の浸水深を発表する児童
「みなさんの命を守るために必要な情報を確認し、家族と早めの行動をしてほしい」と伝えました
東海豪雨時に避難所となった校舎の写真を見て驚きの声を上げる児童
最後に児童の皆さんからお礼の言葉がありました
今日、学んだことをしっかりと覚えておいて、ご家族のみなさんと
災害に備えておいていただきたいです。