川遊びで自然と親しむ ~光和幼稚園の川あそび体験を支援しました~

 庄内川河川事務所では、子どもたちが楽しく川遊びを体験することで、川への理解を深め、川にすむ水生生物を間近に見たり直接触れることで、身近な自然と親しむ機会となる、「川あそび体験」を支援しています。
 9月8日(金)は、「矢田川子どもの水辺」で、光和幼稚園の年長児61名の川あそび体験を支援。矢田川を中洲に沿って歩くジャブジャブ川歩きと、タモ網を使って水生生物を捕獲する「ガサガサ探検」、大きなお魚に直接ふれることができる「お魚ふれあいウォッチング」などをサポートしました。

開催場所 名古屋市北区 矢田川ふれあい橋下流右岸「矢田川子どもの水辺」
観察指導 NPO法人・土岐川庄内川サポートセンター
協  力 矢田川子どもの水辺協議会

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「いっぱい捕まえたいね」一人ずつタモ網を持って水生生物捕獲にチャレンジ!


≪元気に楽しく川遊び≫
 吹く風が心地よい青空の下、光和幼稚園の年長クラスの園児たちが、幼稚園のマイクロバス2台に乗って、元気に「矢田川子どもの水辺」にやってきました。
 バスを降りて中洲に渡り、全員が安全のためにライフジャケットを着せてもらい、まずは水に慣れるためのジャブジャブ川歩きに挑戦。少しひんやりとした川の流れが心地よい浅瀬を、みんなで元気にジャブジャブ歩きました。その後、タモ網の使い方を教えてもらい、一人ずつタモ網を持つてサポートのみなさんに助けてもらいながら、水生生物とりを楽しみました。捕まえたお魚やエビなどの水生生物は、水槽に入れて観察。講師の池田さんから、名前や特徴などを教えてもらいました。また、みんなで捕まえたお魚を小さなタモですくって、間近でも観察。2つのタライに入った大きなコイに触れる、お魚タッチにも挑戦しました。
 当日は、庄内川河川事務所にインターンシップで来ている大学生の実習生3名がサポーターとして参加。「子どもたちが川と親しむことで、自然に触れ合うことができ、とても良い支援だと思いました。」「子どもたちと触れ合いながら、自分たちも勉強させてもらい、とても良い経験になりました。」「久しぶりに幼稚園児と触れ合うことができて、楽しかった。最近は水難事故も多くて、子どもたちを川に近づけない教育がなされていますが、国がこうして遊べる場所を作り、安全に遊べるようサポートしていることは、とても意義あることだと思います。」との感想が寄せられました。

会場準備

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中洲には簡易トイレも準備

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サポートのみなさんに見守られながら
浅瀬を渡って中洲に

あいさつ

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挨拶で3人の実習生を紹介する
庄内川河川事務所地域連携課・新田グループ長

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安全のため全員がライフジャケットを着用

ジャブジャブ川歩き

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ちょっぴりひんやり「気持ちいいね!」「あっ、お魚が泳いでるよ!」

ガサガサ探検(水生生物捕獲・生物説明・観察)

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「お魚いたよ!」「やったー、捕まえたよ」「何か動いてるね!」あちこちから元気な声

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講師の池田さんから
捕まえた水生生物について教えてもらいました

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みんなで捕まえたお魚の
水槽の間近に寄って質問タイム

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お魚を水槽からタライに移して小さなタモで魚すくい
お魚に触れたり間近で観察したりして楽しみました

お魚タッチプール

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タライに入れられた大きなコイにみんなでタッチ
「おおきいね」「なんかぬるぬるしてる」「持ち上げたよ、うれしいな」

安全講話

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川遊びの注意点を話す
庄内川河川事務所・新田グループ長

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園児からサポートのみなさんに
「ありがとう」と元気な挨拶がありました

●平成29年9月8日(金) 晴れ 気温31℃ 水温 25.7℃
 水質調査 pH7.3(パックテスト) COD (mg/L) 8以上 (パックテスト) 透視度 48cm

●捕れた生物(22種類)
 オイカワ、タモロコ、モツゴ、コイ、フナ、ニゴイ、メダカ、カダヤシ、ブルーギル、ブラックバス、カマツカ、ヨシノボリ属、
 スジシマドジョウ、テナガエビ、スジエビ、ヌマエビ属、モクズガニ、ヤゴ(ハグロトンボ)、ヤゴ(ギンヤンマ)、
 ヤゴ(イトトンボ)、ヤゴ(アカネ)、ミシシッピアカミミガメ