庄内川河川事務所では、地域のみなさんが楽しく川を体験することで川への理解を深め、川にすむ水生生物を間近に見たり、直接触れることなどを通して、河川環境や生物の多様性を実感してもらう機会として、「川の自然体験」を支援しています。
こうした取り組みの一つとして、8月25日(金)に「矢田川子どもの水辺」で開催された、川中小学校トワイライトスクールの自然体験において、水生生物捕獲やイカダ遊びなどの活動支援を行いました。
● | 開催場所 | : | 名古屋市北区 矢田川ふれあい橋下流右岸「矢田川子どもの水辺」 |
● | 支援協力 | : |
矢田川子どもの水辺協議会、川中学区区政協力委員会 庄内川 川ナビ歩こう会 |
タモ網を使った水生生物捕獲とペットボトルのイカダやゴムボートでの川下りを
トワイライトスクールの指導員と川中学区区政協力委員会のみなさん庄内川河川事務所の職員でしっかりサポート!
≪自然と触れ合う楽しい川遊びを体験≫
参加した子どもたちは、名古屋市立川中小学校トワイライトスクールの1年生から6年生までの17名で、みんな元気いっぱい。
当日は、午後からの開催で猛暑日となり夕立などの突然の降雨に少し注意が必要な空模様となりましたが、広めのテントを張ったりして、子どもたちが楽しみにしていた自然体験が実施されました。
初めに講師の佐藤さん(庄内川・川ナビ歩こう会代表)から、タモ網を使った水生生物の捕まえ方を教わり、その後、一人ずつタモ網を持って、引率の指導員や川中学区区政協力委員会のみなさんに助けてもらいながら、魚やエビなどを捕まえました。みんなで捕まえた水生生物は、水槽に入れて観察し、佐藤さんから名前や、似ている魚の見分け方などを教えてもらいました。
最後は、ペットボトルで作ったイカダ、イルカ型のフロートやゴムボートなどに乗って、サポートのみなさんに見守られながら、ゆるやかな流れの川下りを楽しみました。
一時的な降雨も心配される空模様でしたが、雲行きをチェックしながら体験プログラムを実施し、子どもたちは雨に降られることなく川遊びを楽しみ、身近な矢田川での自然体験となりました。
猛暑と雨に留意した会場準備の様子
見守られながら流れを渡って中洲に
全体説明をする庄内川河川事務所調査課
新田地域連携グループ長
水生生物を捕まえる方法や注意点を
教える講師の佐藤さん
「お魚いた!」「すごい、捕まえたー」みんないっぱい捕まえられてとても嬉しそう
講師の佐藤さんから
捕まえた水生生物の話を聞きました
水槽の間近に寄って佐藤さんに質問したり
生き物に触ったりの観察タイム
安全のため全員がライフジャケットを
着せてもらいました
一人ずつ好きな乗り物を受け取って
みなさんに見守られながら川の流れに
上流までボートを引っ張っていき下流に向かって楽しい川下りを体験
ゆったりとした川の流れが気持ちいいね!
気象庁のレーダー降雨予測で雨域が
かかってくる状況となり、早めに終了を告げる
庄内川河川事務所の新田グループ長
手際よく着替えをして、雨に濡れることなく
帰りのバスに乗車しました
●平成29年8月25日(金) 晴れ 気温37℃ 水温 30℃
水質調査 pH9(パックテスト) COD (mg/L) 8以上 (パックテスト) 透視度 87cm
●捕れた生物(14種類)
タモロコ、フナ、メガタ、カダヤシ、ブルーギル、ドジョウ、シマドジョウ、ゴクラクハゼ、テナガエビ、スジエビ、
ヌマエビ属、モクズガニ、ヤゴ(コオニヤンマ)、ウシガエル