庄内川河川事務所では、庄内川・矢田川の河川敷を利用し、子どもたちが川に入って生物をとったり、楽しく川を体験することで川への理解を深め、川にすむ水生生物を間近に見たり、直接触れることなどを通して、河川環境や生物の多様性を実感してもらう機会として、「自然体験学習」等を支援しています。
6月27日(火)には、「矢田川子どもの水辺」で、タモ網を使っての水生生物捕獲と、お魚ふれあいウォッチング、ジャブジャブ川歩きをサポートして、千種聾学校の1年生12名と2年生12名の自然体験学習を支援しました。
●開催場所: | 「矢田川子どもの水辺」名古屋市北区成願寺 矢田川ふれあい橋下流右岸 |
●観察指導: | NPO法人土岐川・庄内川サポートセンター |
●協 力: | 矢田川子どもの水辺協議会 |
先生やサポートのみなさんと一緒にタモ網を使って水生生物捕獲にチャレンジ!
≪川遊びを通して自然環境を学ぶ≫
川遊びには適した曇り空の下、千種聾学校の児童たち24名が学校からマイクロバスに乗って、「矢田川子どもの水辺」にやってきました。最初に河川敷に準備されたテントの下で、靴を川遊び用に履き替え、しっかりと水分補給。その後、サポートのみなさんに見守られて中洲に渡りました。
中洲では、全員が安全のためにライフジャケットを着せてもらい、まずは水に慣れるための川歩きに挑戦。先生の後について初めはゆっくりと歩いていた子も、少し慣れてからはジャブジャブ歩けるようになりました。その後、タモ網を使った水生生物捕りを楽しみ、捕まえたお魚やエビなどの名前を教えてもらったり、2つのタライに入った大きなコイに触れるお魚タッチにも挑戦。最後は、コイを川に放流しました。
引率の先生からは、「子どもたちが普段はできない川での体験をさせてもらえるのは、とてもありがたいこと。この機会をみんなとても、楽しみにしています。また、ここで捕まえたお魚を持ち帰り、学校で育てていて、これも子どもたちの大きな楽しみになっています。本当に河川事務所のみなさんのサポートに、とても感謝しています。」との言葉をいただきました。
テントの下で靴を川遊び用に履き替えました
サポートのみなさんに見守られて
中洲に渡る児童たち
庄内川河川事務所・宮地副所長の挨拶を
先生が手話で伝えました
中洲に設置された簡易トイレ
全員がライフジャケットを着せてもらい元気にジャブジャブ川歩き
手話付きで講師の佐藤さんが
タモ網の使い方を説明
サポートのみなさんと川の中に
「いたいた捕れたよ」「すごいな、うれしいな」
講師の佐藤さんから捕まえた水生生物の名前を教えてもらい
説明を聞いた後は水槽の間近に寄ってじっくり観察
タライに入れられた大きなコイを
「ほら、持てた!」「「ぬるぬるしてるね」
タッチした大きなコイを川に放流
「ありがとう、元気でね」
川遊びの注意点を先生の手話で伝えました
サポートのみなさんに
先生からお礼の言葉がありました
川遊びを楽しんだ後は手も足もきれいに洗いました
●平成29年6月27日(火) くもり 気温29℃
水温 24℃ 水質調査 pH7.5(パックテスト) COD (mg/L) 8.0 (パックテスト) 透視度 66cm
●捕れた生物(14種類)
オイカワ、タモロコ、コイ、フナ、ブルーギル、ナマズ、ゴクラクハゼ、スミウキゴリ、テナガエビ、ヌマエビ属、モクズガニ、
アメンボ、ヤゴ(ハグロトンボ)、ヤゴ(コオニヤンマ)