5月26日(金)、小里川ダムの直下流に位置する瑞浪市立稲津小学校4年生の児童42名が、自分たちが住む地域の防災施設である小里川ダムを訪れました。稲津小学校では、小里川ダムのようすを見学し、ダムの目的やしくみを学ぶとともに、水と地域との関わりを学ぶ総合学習の一環として、今回のダム見学を実施しました。
当日は、あいにくの雨模様となりましたが、児童たちは、マイクロバス2台に乗って、引率の先生とともに管理支所に到着。初めに小里川ダム管理支所の白江支所長から、小里川ダムの目的や大きさ、ダムができるまでの歴史などについて、説明を聞きました。その後、2班に分かれて、職員の案内でダムの中に移動しました。
ダムでは、普段は一般解放されていないダムの心臓部「ゲート室」に入って、水が放流される放流口を間近で見たり、外とは別世界のようにひんやりとした空気が漂う「監査廊」を通ったり、それぞれ職員の説明を受けながら見学しました。また、ペットボトルを使って、ダムの洪水調節のしくみを学ぶ実験も行い、ダムの役割や洪水調節のしくみを楽しく学びました。
小学校からマイクロバスに乗って
管理支所までやってきました
白江支所長の説明を熱心に聞く児童たち
小里ダム管理支所からダムに向かう途中
ダムの外観やゲートも見学
修理用ゲート巻上機の説明に
みんな真剣な表情です
空気もひんやりで外の音も聞こえない
監査廊の長い階段にびっくり
全員がヘルメットを着用して
秘密基地みたいなゲート室を見学
ペットボトルを使った実験で
ダムの洪水調節のしくみを学習
通路にはダムに関する情報パネルがいっぱい
見ながら学べるお勉強スペースです
雨で下流広場に出られないため
通常は見られない低水放流設備を特別に見学
元気にいくつもの手が上がった
質疑応答タイム
学校で教科書を見て学ぶお勉強とは違って、実際に迫力あるダムの外観を見たり、内に入って、大きなゲートやゲート巻上機を見たり、長く続く通廊を歩く体験型の勉強に、みんな元気いっぱい。質疑応答タイムには、「ダムにひびが入ったらどうするんですか?」との質問があり、「ひびが入らないように設計しているので、ひびが入ることはありません。」との回答にほっとしたり、「ダムの設計は基本的に100年です」と聞いてびっくりしたり。
今回、初めて小里川ダムを見学したという引率の先生から、「『水はどこからやってくるのか』というテーマで、水と地域の関わりを勉強する総合学習の一環として、とても良い学習機会になりました。」との言葉をいただきました。
迫力あるダムを背景にして記念撮影