庄内川河川事務所では、子どもたちが川に入って生物をとり、楽しく川遊びを体験することで川への理解を深め、川にすむ水生生物を間近に見たり、直接触れたりすることなどを通して、河川環境や生物の多様性を実感する機会として、小学校の「総合的な学習の時間」を支援しています。
5月24日(水)は、「みずとぴぁ庄内」前の庄内川右岸で、タモ網を使っての水生生物捕獲や水質調査をサポートし、西枇杷島小学校5年生91名の水生生物調査活動を支援しました。
●開催場所: | 庄内川右岸13.7km~14.0 km付近(みずとぴぁ庄内前) |
●指導者等: |
土岐川・庄内川サポートセンター 松坂吉昭氏(清須・あま・大治かわまちづくり協議会 会長) |
●活動支援: |
清須市役所 建設部都市計画課 庄内川河川事務所 調査課地域連携グループ |
一人ずつタモ網を受け取り水生生物捕獲に挑戦!
≪水生生物調査で身近な河川環境を実感≫
午前中に、小学校内でキャンプ体験を楽しんだ西枇杷島小学校の子どもたちが、午後からは庄内川に入って、水生生物調査活動を行いました。最初に講師の間野さんからタモ網の使い方を教わり、一人ずつタモ網をもらって川の浅瀬に入り、水生生物捕獲を楽しみました。その後、捕まえた水生生物を水槽に入れて観察し、間野さんから名前や特徴などためになる説明を聞きました。また、2つの大きな水槽に入れた、ウナギや小魚、カニなどに直接触れたり、川の水と水道水の透視度を見比べる「透視度比較調査」も体験し、パックテスト(簡易水質検査)でpH(ピーエイチ)やCODを測る「水質調査」についても教わりました。
引率の先生からは、「学校では勉強できないことを、自然の中で学ぶことができて、とても良い経験になったと思います。また、子どもたちがイキイキとした表情で学べたことも、サポートのみなさんのおかげで、ありがたいですね。」との言葉をいただきました。
川遊びの説明を聞く子どもたちと
サポートのみなさん
安全のためライフジャケットの
正しい着方を教わりました
全員がライフジャケットを着て
いざ中洲へ
中洲に渡ってタモ網の使い方を教わり
いよいよ水生生物捕獲スタート
「何か捕まえた」「すごいすごい!」「見て見て」元気な歓声があちこちから聞こえました
捕まえたばかりの水生生物についてのお勉強タイム
講師の間野さんから、名前や特徴など、おもしろくてためになる説明がありました
大きなウナギに直接タッチ
「かわいーい」「ぬるぬるしてるよ」
水槽の間近に寄って魚たちをじっくりと観察
「こんなに色々なお魚がいるんだね」
透視度計をのぞいて水道水と
川の水の透視度の違いを確認
パックテスト(簡易水質検査)で
pH(ピーエイチ)やCODを測る
水質調査についても教わりました
川遊びのルールを話す庄内川河川事務所の
新田地域連携グループ長
挨拶する清須・あま・大治かわまちづくり協議会の
松坂会長
児童の代表者からサポートのみなさんに
お礼の言葉がありました
●平成29年5月24日(水) くもり 気温24.0℃
水温24.0℃ 水質調査 pH7.0(パックテスト) COD (mg/L) 13(パックテスト) 透視度 34cm
●捕れた生物(17種類)
アユ、オイカワ、カダヤシ、コウライモロコ、ボラ、スズキ、ウナギ、ヌマチチブ、アユカケ、カワオナゴ、マハゼ、
テナガエビ、ヌマエビ、アメリカザリガニ、モクズガニ、ベンケイガニ、ヤゴ(ハグロトンボ)