河川敷は、河川の流路を形成し、洪水の際には安全にこれを流下させ、洪水による被害を除却し、又は軽減させるためのものですが、通常時は、公園、グラウンド等に利用されており、庄内川においても、占用許可を受けて設置している河川敷の公園などがあります。こうした施設では、大雨等により河川敷上に達する洪水が発生した際には、河川内の洪水を支障なく流下させるため、トイレ、バックネットなど、流下に支障がある施設を、搬出するか転倒させることが必要となります。
このため毎年、出水期前の5月に、施設管理者の方々により、それぞれの施設点検や撤去順序の確認等を兼ねた、占用施設の撤去訓練が行われています。
占用者が公益財団法人・河川財団となっている庄内川幸心健康公園では、事務所職員が立ち会い、5月17日に今年度の訓練が行われました。
●開催日時: | 平成29年5月17日(水)10:00~12:00 |
●開催場所: | 庄内川幸心健康公園 (名古屋市守山区幸心・・・庄内川左岸河川敷) |
訓練のため集まった施設管理者と利用者のみなさん
【利用者のみなさんも参加】
庄内川幸心健康公園は、勝川橋を挟んで上流がゴルフ練習場として、下流が野球グラウンドとして活用されています。グラウンドは、シニアのソフトボールチームや婦人ソフトボールチーム、子どもの野球チームなどに利用されています。今回の訓練は施設管理者だけでなく、利用者のみなさんも参加してくださり、約60名で訓練が行われました。
参加したリトルリーグの父兄の方から「今年、訓練に初めて参加する人もいますが、みんなグラウンドを利用できることに感謝して、毎年参加しています。おかげで手際も良くなりました。これからも積極的に参加したいと思っています。」との言葉をいただきました。
グラウンド内のバックネットは
ポールもネットも倒して搬出
次々とトラックに積み込まれる
グラウンドの施設用具
ゴルフ場の受付ハウスやトイレ施設も
クレーン車で釣り上げてトラックで搬出
各施設が搬出され
すっきりと片付いたグラウンド
訓練終了後の講評