自然災害から命を守るためには、幼少期からの防災教育がとても重要です。
国土交通省では、昨今の甚大な豪雨被害をふまえ、学校教育現場における防災教育の支援に関わる取り組みを強化しています。
庄内川河川事務所では、名古屋市立川中小学校3年生を対象とした防災学習を支援しました。
授業では、濃尾平野の低平地に位置する名古屋市の地域特性を学び、洪水時の危険性を理解し、災害時には自ら危険を回避する方法を考えられるようにするための学習を実施しました。
●日 時: | 平成28年11月25日(金)10:40~12:20 |
●参加者: | 名古屋市立川中小学校 3年生 49名(2クラス) |
●実施場所: | 庄内川河川事務所(排水ポンプ車駐車場・3階 災害対策室) |
【カリキュラム】
1.災害対策車両の見学(排水ポンプ車、河川パトロール車)
2.「災害対策室」を紹介
3.ビデオ映像「水防災を考える」
4.「3Dメガネを使って、濃尾平野を見てみよう!」
5.体験談(鬼怒川水害時の支援体験談。鬼怒川のニュース、写真)
6.「川中学区避難所マップ」、「まるごとまちごとハザードマップ」
学校から徒歩で庄内川河川事務所にやってきた
川中小学校3年生の児童たち
挨拶と全体説明をする庄内川河川事務所
調査課・新田地域連携グループ長
排水ポンプ車の役割や排水力について
車両を見ながら説明を受けました
河川パトロール車の役割と危険を知らせる
電光掲示板やスピーカーについて教わりました
河川監視カメラ映像、水位、雨量などを
大型モニターに表示して国の水防災に
対する取り組みを紹介
ビデオで平成12年9月の東海豪雨時の映像を紹介
熱心にメモを取る児童たち
濃尾平野の成り立ちから土地が持つ特性までを教わり
自分たちが生活する地域が低平地であることを3Dメガネを使って実感しました
昨年の鬼怒川水害時に支援に行った
新田グループ長が体験談を映像と共に紹介
「川中学区避難所マップ」を説明する
川中学区自主防災連合会・福井会長
『もしもの水害に備えよう』として「いつもの心がけ」と「緊急時の心がけ」が必要なことを紹介し、事前の備えが身を守るためには大切であることを説明しました。