庄内川河口部は、「水辺の楽校プロジェクト」に登録されていて、地域の身近な水辺における環境学習や自然体験活動を推進する取り組みが意欲的に行われています。
こうした取り組みの一環として、今年も10月8日(土)に、庄内川河口部の左岸河川敷(南陽大橋付近)において、親子で参加する自然体験イベント「庄内川ヨシ原探検隊」が開催されました。このイベントは、庄内川下流に広がるヨシ原のクリーク内をEボート(ゴムボート)に乗って周遊するもので、通常は堤防からしか眺められないヨシ原を間近で体感し、水質調査等にもチャレンジして、庄内川下流域の自然環境を学ぶ絶好の機会となっています。
毎年、多くの参加者が集まりますが、今年は雨予想の一日となったため、親子8人の参加となりました。庄内川河川事務所は、親子で楽しく庄内川を体験することで川への理解を深め、川を身近に感じてもらえるよう活動支援を行いました。
●主 催: | みなと川まちづくりを考える会 |
●共 催: | 名古屋市港区役所(地域力推進室、港保健所)、国土交通省庄内川河川事務所 |
●協力・指導: | 庄内川川ナビ歩こう会、公益財団法人 河川財団 名古屋事務所 |
広大なヨシ原の中にあるクリークをEボートで探検する参加者のみなさん
会場となった南陽大橋下での開会式
挨拶と実施内容を説明する
庄内川河川事務所 調査課の新田地域連携グループ長
講師の庄内川 川ナビ歩こう会 代表の佐藤さんから汽水域(海水と淡水が混じり合う水域)の
代表的な生き物の名前や特徴を教わりカニに触れる子どもたち
全員が安全のためライフジャケットを着用
河川財団の小野さんから
パドルの使い方を教わりました
Eボートに乗り込み、ワクワクの出発!
みんなで力を合わせパドルをこぎ
ヨシ原が生い茂るクリーク内を探検
透視度計をのぞいて川の水と水道水の
透視度を比較
パックテストで水質調査にも挑戦
ヨシを使ってヨシ笛やコースターを製作。作ったヨシ笛を吹いてみました。
川遊びでの注意点を話す庄内川河川事務所
調査課の新田地域連携グループ長
● |
平成28年10月8日(土) くもり 気温23℃ 水温23℃ 水質調査 pH6.5(パックテスト) COD8(パックテスト) 透視度 20cm未満 |
● |
捕れた生物(13種類) コイ、スズキ、ボラ、ハゼ(マハゼ、ウロハゼ、アベハゼ、マサゴハゼ、シモフリシマハゼ)、テナガエビ、クサガメ、 クロベンケイガニ、ベンケイガニ、アシハラガニ |