毎年、矢田川で開催して好評を得ている自然体験イベント「矢田川あそび」が、今年も開催されました。東区会場での開催予定は、8月28日(日)でしたが、当日明け方に降った雨による川の増水のため中止となり、今年度は9月3日(土)の北区会場のみの開催となりました。
この催しは、地元の子どもたちが、イカダ遊びやタモ網での水生生物捕獲など、楽しく川を体験することで川への理解を深め、川にすむ生き物の観察や水質調査などの体験を通して、ふるさとの川「矢田川」の環境について考える、良い機会になることを願って開催しているものです。
当日は、70名(子ども38名と保護者32名)の参加者が、元気に川遊びを楽しみました。
●日 時: | 平成28年9月3日(土) 9時45分~11時45分 |
●開催場所: | 矢田川子どもの水辺 (名古屋市北区成願寺 ふれあい橋下流) |
●主 催: 構成員: |
矢田川あそび実行委員会 区政協力委員会(北区の関係学区)、矢田・庄内川をきれいにする会、川中水辺の会、城北水辺の会、 名古屋市北区役所(地域力推進室)、国土交通省庄内川河川事務所 |
心地よい川の流れを楽しみながら親子で水生生物捕獲に挑戦
≪小学生親子70名が川遊びを体験≫
気温が35度を超える猛暑日となりましたが、開会の1時間以上も前から、サポートのみなさんが会場を整備して、参加者のみなさんを出迎えました。最初に開会式が行われ、川遊びの注意点を聞いてから、親子全員が用意されたタモ網とバケツを受け取り、矢田川に入ってガサガサ調査(水生生物捕獲)にチャレンジしました。その後、みんなで捕まえた水生生物を水槽に入れて観察し、お魚の説明を聞いたり、水質調査をするグループと、ライフジャケットを着用してゴムボートやイルカ、ペットボトルで作られたイカダで川遊びするグループに分かれ、それぞれ交互に入れ替わって全員が楽しみました。
参加者からは、「暑かったけど、川に入れて楽しかった。」「サポートの人が多いので、安心できました。」「川の水が思っていたよりきれいだった。」などの意見を、偶然に個人で河川敷に来た幼稚園児のお母さんからは「こんなにいいイベントがあるとは知りませんでした。来年はうちの子も小学生になるので、ぜひ参加したいです。」との声を聞くことができました。
参加者が集まる前の会場整備風景
川の中の危険物も拾いました
休憩スペースで水分補給し
開会式を待つ参加者のみなさん
70名の参加者が集まって
開会式が行われました
開会式で挨拶する北区会場実行委員長で
矢田川子どもの水辺協議会会長でもある
川中学区区政協力委員会の神野委員長
挨拶する庄内川河川事務所の
石川事務所長
イベント内容と注意事項を説明する
庄内川河川事務所・瀬古副所長
熱中症計で厳重注意が表示される猛暑日となり
全員に徹底した水分補給を促しました
タモ網とバケツを持って
親子で仲良くガサガサ調査
NPO法人土岐川・庄内川サポートセンターの池田さんから
捕まえた水生生物の説明を聞きました
簡易水質検査キットで矢田川の
水質検査にも挑戦
「水道水」と「川の水」を見比べ
透視度計で矢田川の透視度を測定
ペットボトルのイカダやイルカやゴムボートでの川下り
流れに乗ってみんなとても楽しそう
今日の調査結果報告と川遊びの注意点を話す
庄内川河川事務所・新田地域連携グループ長
閉会式で挨拶する
辻学区区政協力委員会の中山委員長
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平成28年9月3日(土) 晴れ 気温35℃ 水温30℃ 水質調査 pH8.5(パックテスト) COD(パックテスト)8.0 (mg/L) 透視度 100cm |
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捕れた生物(13種類) オイカワ、タモロコ、カダヤシ、ブルーギル、カマツカ、シマドジョウ、ゴクラクハゼ、ヨシノボリ、ヌマエビ、スジエビ、 モクズガニ、ヤゴ、ウシガエル |