名古屋市楠図書館では夏休み期間中に、小学生と保護者を対象とした「子どもかんきょう講座」を連続講座として開催。その1回目の講座として、7月29日(金)に楠図書館内で「毒のある生きものについて~植物、魚~」が行われ、2回目の講座として、8月5日(金)に矢田川子どもの水辺において、「大人と子ども、いっしょに矢田川あそび」が行われました。庄内川河川事務所は、この現地学習で、タモ網を使ったガサガサ調査(水生生物の捕獲)と、捕まえた水生生物を観察し水生生物とふれあう(お魚ウォッチング)を実施して、楠図書館の「子どもかんきょう講座」を支援しました。
●開催場所: | 名古屋市北区 矢田川ふれあい橋下流右岸「矢田川子どもの水辺」 |
●講 師: | 庄内川 川ナビ歩こう会代表・佐藤輝彦氏(NPO法人土岐川・庄内川サポートセンター) |
●支 援: | NPO法人土岐川・庄内川サポートセンター |
タモ網を使って水生生物捕獲に挑む参加者のみなさん
≪矢田川の自然を親子で体験≫
連日の真夏日で水量が少な目となった「矢田川子どもの水辺」で、楠図書館の「こどもかんきょう講座」が行われました。現地には、小学生9名と保護者7名が集合。最初に講師の佐藤さんからタモ網の使い方を教わり、小学生はタモ網を、保護者はバケツを受け取って水生生物捕獲に挑戦しました。その後、捕まえた水生生物を水槽に入れて観察し、名前や特徴などの説明を聞きました。また、タライやカゴに入れた、大きなコイやウナギ、カメに直接触れて観察し、その後、川に戻す放流も行いました。
楠図書館の深澤館長からは、「近くに矢田川が流れているという環境を活かしての現地講座です。こうした環境学習をきっかけとして、図書館の蔵書に興味を持って、来館してもらえたら嬉しいですね。」との意見を、保護者として参加したお母さんからは、「なかなか川の生き物と触れ合う機会がないので、子供が楽しめ参加して良かった。」「矢田川に、こんなに色々な生き物がいるとは思いませんでした。親も勉強になりました。」との言葉をいただきました。
テントや資材を準備して
参加者の到着を待つ会場の様子
熱中症計が危険レベルに達したため
ライフジャケットの着用は中止に
楠図書館員による受け付け風景
サポートのみなさんに見守られて
中洲に渡る参加者たち
挨拶する楠図書館の深澤館長
講師の佐藤さんが川の流れの中で
タモ網の使い方を説明
保護者のみなさんも童心に戻って
水生生物捕獲にチャレンジ!
NPO法人土岐川・庄内川サポートセンターの
間野さんが投網を披露
日よけテントの下で講師の佐藤さんから捕まえた水生生物の名前や説明を聞く参加者のみなさん
タライやカゴに入れられた大きなコイ、ウナギ、カメを間近で観察してタッチ
「ぬるぬるしてる!」「大きいね!」
観察してタッチした大きなコイを
みんなで川にリリース
川遊びの注意点を話す
庄内川河川事務所調査課・新田地域連携グループ長
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平成28年8月5日(金) 晴れ 気温28℃(9時) 水温28℃ 水質調査 pH7.5(パックテスト) COD(mg/L)2.0(パックテスト) 透視度 85cm |
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捕れた生物(9種類) オイカワ、タモロコ、カダヤシ、ナマズ、ウキゴリ、ヌマエビ、スジエビ、ヤゴ(シオカラ)、ウシガエル |