「第7回 多治見市浸水事前防災行動計画(タイムライン)検討会」を開催しました
~多治見市タイムライン(平成27年度版)の机上訓練を実施!~

 多治見市圏において国、県、市、消防団、一般住民等の関係機関が連携し、大規模水災害に備える、事前の防災行動計画(タイムライン)として完成させたタイムライン(H27年度版)の机上訓練を行い、タイムライン全体を通した流れの確認・検証、行動項目毎の実施手順や実施するために必要となる事項の確認・検証、情報共有方法の確認・検証などを行いました。

●日  時: 平成28年7月28日(金) 訓練内容の確認10:00~12:00 机上訓練13:00~17:30
●場  所: 多治見市役所本庁舎 2階大会議室(多治見市日ノ出町2-15)
●参加機関: 多治見市、中部地方整備局 庄内川河川事務所、中部地方整備局 多治見砂防国道事務所、岐阜地方気象台、岐阜県、
岐阜県警察、多治見市消防団、市民代表

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検討会の会場の様子

●実働近い状況での机上訓練を実施
 「第7回 多治見市タイムライン検討会」は、多治見市役所本庁・2階大会議室において、参加機関の担当者45名が集まって開催され、多治見市タイムラインを運用する上で、必要となる課題を抽出するため、実働に近い形で机上訓練が行われました。
 始めに、事務局長を務める多治見市企画部長・鈴木良平氏の開会挨拶、事務局の庄内川河川事務所・石川所長の挨拶、続いて座長の松尾一郎氏の挨拶、アドバイザーの村中明氏の挨拶があり、引き続き議事が行われました。

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事務局長 開会挨拶
多治見市企画部・鈴木部長

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事務局 挨拶
庄内川河川事務所・石川所長

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座長挨拶 環境防災総合施策機構
環境・防災研究所副所長 松尾一郎氏

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アドバイザー挨拶 環境防災総合施策機構
環境・防災研究所 村中 明氏

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事務局 議事説明
庄内川河川事務所・池原調査課長

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取材訪問
ケーブルテレビ・おりべネットワーク

●机上訓練の目的と進め方
1) 訓練の目的
多治見市タイムラインを運用する上で、必要となる課題を抽出するため、以下の観点で実働に近い訓練を行いました。
①多治見市タイムライン全体を通した流れの確認・検証
②行動項目毎の実施手順や実施するために必要となる事項の確認・検証
③情報共有方法の確認・検証
2) 訓練の進め方
タイムラインレベル毎に以下の流れで机上訓練を行いました。
①状況付与
 コントローラーからプレーヤーに対し、台風・雨量・水位・その他の情報が付与される。
②情報収集・状況把握
 プレーヤーは付与される情報を自ら収集し、状況を把握する。
③防災行動項目の実行・記録
 プレーヤーは②を踏まえ、事前作成した「対応シート」を活用し、各防災行動項目を実施する。
④メーリングリストによる情報共有
 プレーヤーは、メーリングリストを活用した情報共有の訓練として、紙面(情報連絡シート)を活用し、情報共有を行う。
⑤振り返り
 プレーヤーはタイムライン毎に防災行動を実行する上での課題を抽出し、課題はこの場で関係者にて共有し、座長やアドバイザーの
 解説により振り返りを行う。
上記の「訓練の進め方」に沿って、タイムラインレベル1~5まで、予定時間を延長して17時30分まで、意欲的な机上訓練が行われました。

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訓練の様子
付与情報から行動項目の確認

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訓練の様子
タイムライン運用の意志決定

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訓練の様子
付与情報から行動項目の確認

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訓練の様子
行動項目実施状況の確認

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参加者の感想
市民代表 加藤宏明氏

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机上訓練の総評
座長 松尾一郎氏

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朝日新聞の取材
庄内川河川事務所・石川所長