庄内川河川事務所では、子どもたちが川に入って生物をとり、楽しく川遊びを体験することで川への理解を深め、川にすむ水生生物を間近に見たり、直接触れたりすることなどを通して、河川環境や生物の多様性を実感する機会として、小学校の「総合的な学習の時間」を支援しています。
7月8日(金)は、「矢田川橋緑地」で、タモ網を使っての水生生物捕獲や水質調査をサポートし、廿軒家小学校3年生125名の学習を支援しました。
●開催場所 : | 矢田川右岸 6.0km付近 「矢田川橋緑地」矢田川橋より約200m下流 |
●観察指導補助 : | NPO法人土岐川・庄内川サポートセンター |
一人ずつタモ網を受け取り心地よい川の流れの中を歩く児童たち
≪川遊びを通して河川環境を実感≫
曇り空が広がる「矢田川橋緑地」で、廿軒家小学校の川の環境を学ぶ学習が行われました。学校から引率の先生と共に、河川敷を歩いてやって来た児童たちは、みんな元気いっぱい。最初に講師の池田さんからタモ網の使い方を教わり、一人ずつタモ網をもらって「水生生物とり」に挑戦しました。前日まで続いた真夏日とは異なり、曇り空のおかげで気温も川遊びには最適な26度。広々とした川の流れの中で川遊びを楽しんだ後、捕まえた水生生物を水槽に入れて観察し、名前や特徴などためになる説明も聞きました。また、3つのタライに入れた、大きなフナやコイ、ウナギに触れる「お魚タッチ」や、川の水と水道水の透視度を見比べる「透視度比較調査」、パックテスト(簡易水質検査)でpH(ピーエイチ)やCODを測る「水質調査」も行いました。
サポートのため参加したPTAの父兄からは、「普段、子どもたちができないことを経験できて、ありがたいですね。また、川にはこんなにも多くの種類の生き物がいると知って、私たちも驚きました。」「河川事務所の皆さんを中心として、こんなにも多くの方がサポートしてくださってびっくりしました。そして、ただ川遊びをさせてもらうだけではなく、ためになることも教えてもいただけて、とても貴重な機会だと思いました。」との言葉をいただきました。
準備されたブルーシートに座って庄内川河川事務所調査課の新田地域連携グループ長から
川遊びの説明を聞きライフジャケットの着方も教わりました
サポートのみなさんに見守られて、みんな楽しく水生生物捕獲にチャレンジ!
「なんか変なの捕まえた!」「見て見て!」
脱皮したばかりのモクズガニ(上)と
脱皮した抜けがら(下)
講師の池田さんから、みんなで捕まえた水生生物の話を聞きました。
今回捕まえたヌマエビ1000匹はこれまでの最高記録。水槽の間近で観察もしました。
透視度計をのぞいて水道水と
川の水の透視度の違いを確認
パックテスト(簡易水質検査)で
pH(ピーエイチ)やCODを測る水質調査にも挑戦
3つのタライに入れられた大きなコイ、フナ、ウナギに
お母さんたちもびっくり
「すっごくかわいい」
「でっかくてぬるぬるしてね」
川遊びの注意点を話す管理課の
廣田保全対策官
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平成28年7月8日(金) くもり 気温26℃ 水温26℃ 水質調査 pH7.8(パックテスト) COD (mg/L) 2.0 (パックテスト) 透視度 95~100cm |
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捕れた生物(20種類) コイ、フナ、オイカワ、タモロコ、カダヤシ、メダカ、ブラックバス、カマツカ、ドジョウ、シマドジョウ、ナマズ、ヨシノボリ、 ヌマエビ、スジエビ、アメリカザリガニ、モクズガニ、ヤゴ(ハグロトンボ)、ヤゴ(ギンヤンマ)、ヤゴ(コオニヤンマ)、ウシガエル |