矢田川と親しみ自然環境を学ぶ 【愛知県立千種聾学校の自然体験学習を支援しました】

 庄内川河川事務所では、子どもたちが川に入って生物をとったり、楽しく川あそびを体験することで川への理解を深め、川にすむ水生生物を間近で見たり、直接触れたりすることなどを通して、河川環境や生物の多様性を実感してもらう機会として、小学校の「自然体験学習」を支援しています。
 6月22日(水)は、「矢田川子どもの水辺」で、タモ網を使っての水生生物捕獲と、お魚ふれあいウォッチング、ジャブジャブ川歩きをサポートして、千種聾学校の1年生8名と2年生7名、特別支援学級6名の自然体験学習を支援しました。

●開催場所: 名古屋市北区成願寺 矢田川ふれあい橋下流右岸「矢田川子どもの水辺」
●観察指導: NPO法人土岐川・庄内川サポートセンター
●支援協力: 矢田川子どもの水辺協議会

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タモ網を使って水生生物捕獲にチャレンジ


≪川遊びを通して自然環境を学ぶ≫
 少し雨が心配される曇り空の下、学校からマイクロバスに乗って、千種聾学校の児童たち21名が、「矢田川子どもの水辺」にやってきました。最初に河川敷に準備されたテントの下で、靴を川遊び用に履き替え、サポートのみなさんに見守られて中洲に渡りました。
 中洲では、全員が安全のためにライフジャケットを着せてもらい、まずは水に慣れるための川歩きに挑戦。初めはゆっくりと慎重に歩いていた子も、少し慣れてからは元気に歩けるようになりました。その後、タモ網を使った水生生物捕りや、4つのタライに入った大きなコイ、フナ、ウナギ、ミシシッピアカミミガメに触れるお魚タッチにも挑戦。川遊び体験が始まって3年目、今年も参加者全員で川遊びを楽しみました。

川遊び準備・ジャブジャブ川歩き

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河川敷に着いて靴を川遊び用に履き替え

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協力者のみなさんに見守られて中洲に渡りました

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ライフジャケットを着せてもらいました

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元気にジャブジャブ川歩き

ガサガサ探検

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手話の説明付きで講師の佐藤さんがタモ網の使い方を説明して実演
みんな真剣なまなざしです

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一人ずつ順番にサポートのみなさんとタモ網を持って川の中に
「いたいた何かな?」「捕れたようれしいな!」

お魚タッチプール

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最初は怖がっていた子も勇気を出して大きなお魚にタッチしました
「すごく大きいね」「ぬるぬるしてるよ」

水生生物観察・安全講話

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講師の佐藤さんからみんなで捕まえた
水生生物の話を聞きました

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手話の説明付きで川遊びの注意点について話す
庄内川河川事務所調査課の新田地域連携グループ長

帰校準備

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川遊びを楽しんだ後は足も手もきれいに洗いました

平成28年6月22日(水) くもり 気温27℃
水温25℃  水質調査 pH7.5(パックテスト)  COD (mg/L) 7.0 (パックテスト)  透視度  40.0cm
捕れた生物(16種類)
コイ、フナ、オイカワ、タモロコ、カダヤシ、シマドジョウ、ウキゴリ、ヨシノボリ、ヌマエビ、テナガエビ、モクズガニ、
ヤゴ(ハグロトンボ)、ヤゴ(コオニヤンマ)、アメンボ、トノサマガエル、ミシシッピアカミミガメ