「庄内川の水害から住民の方々の命を守る」という共通の目的を持つ三つの会議(洪水予報連絡会・庄内川災害情報協議会・庄内川流域水防災情報評議会)の構成員である国や県市町などの防災関係者が一堂に会し、情報共有や相互の連携及び協力を促進する合同会議を開催しました。
この合同会議は、平成25年より開催されているもので、今回は、洪水予報計画などを関係者間で確認するほか、平成27年9月に発生した鬼怒川の洪水被害を踏まえて策定された「水防災意識社会構築ビジョン(平成27年12月11日、国土交通省水管理・国土保全局)」に基づく、庄内川流域における取組についても議論しました。
●日 時: | 平成28年5月26日(木) 13:30~15:30 |
●場 所: | みずとぴぁ庄内(清須市庄内川水防センター) |
●参加機関: | 愛知県、岐阜県、名古屋市、瀬戸市、春日井市、小牧市、清須市、北名古屋市、豊山町、あま市、大治町、 蟹江町、土岐市、多治見市、瑞浪市、恵那市、海部地区水防事務組合、陸上自衛隊、名古屋地方気象台、 岐阜地方気象台、(財)河川情報センター(順不同) |
1. | 開会・挨拶 庄内川河川事務所 石川事務所長 | |
2. | 会務報告及び規約・役員名簿の確認 事務局 ①庄内川洪水予報連絡会 ②庄内川災害情報協議会 ③庄内川流域水防災情報評議会 ④庄内川の水害から命を守るための合同会議(申し合わせ事項) |
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3. | 話題提供・情報共有 ①平成27年度気象概況 ②平成27年度出水概況 ③庄内川洪水予報計画 ④庄内川洪水予報観測要領 ⑤洪水予報文の改善について ⑥水防法の一部を改正する法律案について ⑦防災気象情報の改善について ⑧新「川の防災情報」について ⑨流域自治体及びCATV会社への河川防災情報の提供について |
名古屋地方気象台 事務局 事務局 事務局 事務局 事務局 名古屋地方気象台 河川情報センター 事務局 |
4. | 水防災意識社会再構築ビジョンについて 事務局 | |
5. | 質疑応答 | |
6. | 閉会・挨拶 名古屋地方気象台 山下次長 |
防災関係者間での情報共有や相互の連携及び協力を促進する一方で、「水防災意識社会 再構築ビジョン」に基づく庄内川流域の減災に関す
る取組を推進することを確認!
議事2.3.については、事務局、名古屋地方気象台、河川情報センターの各担当者よりそれぞれ説明がありました。
議事4.の「水防災意識社会再構築ビジョン」については、下記のソフト及びハード対策一体的・計画的に推進するため、事務局より「庄内川
流域の減災に関する取組方針(案)」を提案。減災のために5年間で達成すべき目標として『人命被害ゼロ』と『社会経済被害の最小化』を
掲げ、これら目標達成のための推進体制や取組方針の骨子案について、全員一致で承認を得ました。
【ソフト対策】 | 住民が自らリスクを察知し主体的に避難できるよう、より実効性のある「住民目線のソフト対策」へ転換する。 |
【ハード対策】 | 「洪水を安全に流すためのハード対策」に加え、氾濫が発生した場合にも被害を軽減する「危機管理型ハード対策」を導入 する。 |
開会の挨拶をする庄内川河川事務所
石川事務所長
司会進行役を務めた庄内川河川事務所
酒井総括地域防災調整官
事務局として議事説明する
庄内川河川事務所調査課・竹内専門職
「平成27年度気象概況」について説明する
名古屋地方気象台・伊藤水害対策気象官
「防災気象情報の改善」について説明する
名古屋地方気象台・永井統括予報官
「新・川の防災情報」について説明する
河川情報センター・三浦名古屋センター所長
「水防災意識社会再構築ビジョン」について
説明する庄内川河川事務所・瀬古副所長
閉会の挨拶をする
名古屋地方気象台・山下次長