災害対策設備の操作を小学生が体験 ~浸水被害を忘れないよう多治見市内の小学校4校にて実施しました~

 国土交通省では、災害対策用設備として、衛星通信車・Ku-SAT(衛星小型画像伝送装置)、照明車、排水ポンプ車などを保有しています。
 そこで、平成23年9月豪雨など度重なる水害にあってきた多治見市内の小学生に、防災への関心を高めてもらうことを目的として、これらの災害対策用設備や降雨体験機、土石流実験模型を校庭に持ち込み、児童が実際に操作することができる操作訓練体験学習を実施しました。
 この体験学習は、中部地方整備局企画部情報通信技術課・施工企画課及び多治見砂防国道事務所と、庄内川河川事務所が連携して、昨年に引き続き実施しました。

●日 時: 平成27年11月4日(水) 10:40~12:10
●場 所: 多治見市立精華小学校 運動場(多治見市十九田町2丁目)
●参加者: 精華小学校4年生(121名)

●日 時: 平成27年11月5日(木) 10:40~11:25
●場 所: 多治見市立昭和小学校 運動場(多治見市平和町4丁目)
●参加者: 昭和小学校6年生(54名)

●日 時: 平成27年11月5日(木) 14:15~15:00
●場 所: 多治見市立脇之島小学校 運動場(多治見市脇之島町7丁目)
●参加者: 脇之島小学校5年生(31名)

●日 時: 平成27年11月26日(木)10:45~11:30
●場 所: 多治見市立池田小学校 運動場(多治見市池田町6丁目)
●参加者: 池田小学校6年生(48名)

活動状況1
精華小学校での全体風景

活動状況2
昭和小学校での全体風景

活動状況3
脇之島小学校での全体風景

活動状況4
池田小学校での全体風景

活動状況5
精華小学校で全体説明をする
庄内川河川事務所土岐川出張所の竹原出張所長

活動状況6
地元のケーブルテレビ
おりべネットワークも取材に来ました

活動状況7

活動状況8

【排水ポンプ車】
 ポンプ車のしくみや能力についての説明を聞いた後、プールを利用して、2分で25mプールを空にすることができるという排水ポンプ車の威力を見学しました。

活動状況9

活動状況10

【降雨体験機のレインボー号】
 レインコートを着てビニール傘をさして乗車し、1時間の降雨量が20mm、50mm、120mmの雨を体験。車の中は「怖いくらいの雨だった」「すごかった」、車の外で順番を待つ生徒からは、「虹が見えるから、レインボー車なんだね」との感想が聞かれました。

活動状況11

活動状況12

【照明車】
 10mも伸びる照明灯の高さや方向を変化させる操作を体験。「夜でも50m先で新聞が読めるほどの明るさで照らすことができる」との説明にみんなびっくり。

活動状況13

活動状況14

【衛星通信車・Ku-SAT(衛星小型画像伝送装置)】
 携帯電話の電波が届かない場所でも通信することができる衛星通信車では、順番に乗り込み、内部で映像を見ながら説明を聞きました。また、Ku-SAT(衛星小型画像伝送装置)では、しくみを教えてもらい、実際に写された自分たちの映像が、5秒遅れで映し出されるのを見せてもらいました。

活動状況15

活動状況16

【土石流実験用模型】
 砂防ディスプレイに水を流して、砂防堰堤がある川と砂防堰堤が作られていない川ではどう違うのかを実験。砂防堰堤の役割を目で見て確認しました。