小里川ダムでは、多くの人にダムの役割を理解してもらうため、希望者が自由に見学できるよう、ダムの内部を一部開放しています。また、地元の小・中学校には、社会見学の一環としてダム見学会を実施し、ダムの役割を学んでもらうと共に、職場としてのダムも見てもらえるよう努めています。
今回、こうした取り組みの一つとして地元の中学生を迎え、地域の建設業や社会資本整備への理解を深め、さらに将来の進路を考える上での一助になるべく、ダム貯水池の維持管理のため整備している管理用通路の工事現場見学会を実施。9月30日(水)、小里川ダムの直上流にある瑞浪市立陶中学校の2年生の生徒22名が、小里川ダムの対岸で建設が進む管理用通路工事の現場で、「1日検査官」として測量作業を体験しました。

管理支所長、工事を担当している(株)中島工務店の皆さんと一緒に現場で記念撮影
学校からバスで小里川ダム管理支所に到着した生徒たちは、1階のロビーで山本支所長から、小里川ダムの概要と管理用通路工事についての説明を受けました。引き続き、庄内川河川事務所の石川事務所長から生徒へ、「1日検査官」の委嘱状が交付されました。その後、小里川ダム堤体を見学。さらに管理用通路の工事現場に移動し、4班に分かれて、4つの検査項目「基準高(高さ)」「幅」「延長(長さ)」「出来栄え」について、それぞれ専用の測量機器を使用して数値を計測し、正確に工事が完成しているかを検査しました。

小里川ダム管理支所の1階ロビーで
山本支所長の話に聞き入る生徒たち

生徒に「1日検査官」の委嘱状を交付する
庄内川河川事務所の石川事務所長

安全のためヘルメットを着用し
ダムの心臓部ゲート室の中を見学

ペットボトルを使った実験で
ダムの役割や洪水調節のしくみを学習

ダムから対岸にある工事現場事務所に移動

地元のケーブルテレビおりべネットワークと
東濃ニュースも取材に訪れていました

工事担当者の説明を聞きながら出来栄えを検査

光波距離計を使ってミリ単位の正確な延長を測定

オートレベルを使用してミリ単位の正確な基準高(高さ)を測定

それぞれの測定結果を確認し合う生徒のみなさん

正確に工事が完成していることを確認し
工事業者に検査合格を伝えました

工事現場事務所前で生徒たちから
お礼の言葉を受ける担当者のみなさん
測量体験を終えた生徒たちからは、「道路をつくるのに、ミリ単位で計測して作られているのにびっくり。その正確さのおかげで、反対側から違う業者が作っていたとしても、ぴったりとつながるんだということが分かりました。」「小里川ダムは何度か来たことがあるけど、今回の説明でダムの役割や洪水調節の仕組みがよく分かりました。」などの感想を聞くことができました。
引率の先生からは、「普段、触れることのない測量機器などにふれて、実際の作業内容を知ることができ、とても有意義な体験学習になりました。」との意見を、工事を担当している(株)中島工務店さんからは、「建設業の中でも土木は人気がなく、雇用の確保が大変。こういう機会に、若い人たちに現場体験を通じて土木の魅力を知ってもらって、将来この業界で働いてもらえるようになればありがたいですね。」との感想がありました。
