『平成26年度 水質事故現地対策訓練』を実施しました。

~庄内川の流域自治体等から関係者37名が参加~


 庄内川流域の自治体などで構成する『庄内川水系水質保全連絡協議会』(事務局:庄内川河川事務所)が10月23日(木)、名古屋市守山区の矢田川三階橋下流で「水質事故現地対策訓練」を実施しました。

 河川や水路に油や化学物質等が流出する水質事故は未然に防ぐ事が大切ですが、流出してしまった場合にはその被害を最小限にくい止めるため迅速かつ的確な対応・対策が必要となります。今回の訓練は関係者の水質事故対応措置能力向上のための知識の習得及び技術の一層の向上を目的として実施したものです。

 訓練は、愛知県、岐阜県、名古屋市、春日井市、多治見市、土岐市など庄内川流域の自治体や関係機関の職員37名が参加し、河川協力団体である「矢田・庄内川をきれいにする会」のサポートのもと、ナホトカ号重油流出事故や東日本大震災時のコンビナート油流出事故でいち早く対応をされた横井氏を講師として招き行われました。

活動状況1
講師から訓練について説明

活動状況2
ロープの縛り方訓練


活動状況3
オイルフェンスの設置訓練の様子








訓練参加者は胴長を着用し、
渡河してオイルフェンスを張りました


活動状況4

活動状況5

パックテストで水質の確認


 訓練は、参加者が2班に分かれて、ロープの縛り方、オイルフェンス・オイルマットの設置・回収、パックテストでの水質検査を行いました。

 訓練終了後、参加者からは活発な意見が取り交わされました。 横井講師からは、どんな時もまずは初期対応。初期対応が一番大事だと教えていただきました。 起きてはならない水質事故ですが、万が一水質事故が起きた際にはこの訓練を生かし速やかに対応したいと思います。