8月20日(水)、名古屋市港区当知地先の庄内川左岸(明徳橋付近)において、名古屋市港区役所主催による自然学習イベント「庄内川生き物調査隊」が開催され、小学生から中学生までの親子10組23名が参加しました。このイベントは、子どもたちが身近な庄内川に生息する水辺の生き物や植物について学び、触れることによって庄内川への関心と愛着及び環境改善に関する意識を深めてもらうことを目的としています。
参加者たちは2チームに分かれて、ヨシ原探検と水生生物観察を体験。環境省中部地方環境事務所にてヨシの生態学習及びヨシ原探検を担当、庄内川河川事務所は庄内川河口域の水生生物観察と水質調査、お魚タッチプールを担当しました。
夏休み終盤の自然学習イベントとなったため、夏休みの自由研究にしたいと思って参加された親子が多く、猛暑日となったにも関わらず、意欲的に観察や体験に取り組んでいました。
イベント当日は東海テレビ放送と名古屋テレビ放送の取材もあり、夕方のニュースにてイベントの状況について放送をして頂きました。イベントに参加頂いたお父さんからは「昔は遊びとして川との触れあいを経験することができたが、今はこういうイベントでなければ体験できなくなっている。子どもたちが川と触れ合えるとても良い機会だと思って参加した。」との感想を聞くことができました。当事務所では、引き続きこのような自然学習イベントの協力をしていきたいと考えております。
●開催場所: | 庄内川左岸 河口部より3.2km付近(明徳橋付近) |
●主 催: | 名古屋市港区役所(生涯学習センター・保健所・まちづくり推進室) |
●後 援: |
みなと川まちづくりを考える会、環境省中部地方環境事務所 名古屋自然保護官事務所 国土交通省中部地方整備局 庄内川河川事務所 |
自然観察池の前にテントを張りイベント会場を設営
イベントの受付をする参加者のみなさん
猛暑日となったため、テント内で説明を聞く参加者のみなさん
活動内容について説明している状況
河口域に生息する魚の話や川の水を浄化してくれる「シジミ」の話など水生生物について楽しくわかりやすく説明する
庄内川川ナビ歩こう会代表・佐藤輝彦氏
水質調査について説明している状況
透視度計を上からのぞいて河川水と水道水の
透き通りの度合いを確認
パックテストで簡易水質検査にもチャレンジ
お魚タッチプールにて「コイ」に直接ふれ、
魚の形状や感触を体験
テレビ放送の取材協力をしている状況
ヨシの生態やヨシ原の生き物について説明する
環境省 中部地方環境事務所のみなさん
環境省 中部地方環境事務所の案内でヨシ原を探検
夜行性なのでカニの姿は少なくても
ヨシ原にはカニの穴がいっぱい
赤いベンケイガニとクロベンケイガニの
オスとメスの見分け方も教えてもらいました
自然観察池に仕掛けておいたカゴの中には、
エビやカニがたくさんいました。
参加者全員での記念撮影
● |
平成26年8月20日(水)晴れ 気温36.0℃ 水温32.0℃ 水質調査 pH7.5(パックテスト) 透視度 46.0cm |
● |
観察した生物(19種類)※( )の生物は上流域で採補 (コイ)、フナ属、(オイカワ)、(モツゴ)、(ニゴイ)、ボラ、(テラピア)、(ブラックバス)、(カマツカ)、マハゼ、アシシロハゼ、ビリンゴ、 トビハゼ、(ミシシッピアカミミガメ)、テナガエビ、スジエビ、ベンケイガニ、クロベンケイガニ、ヤマトシジミ |