庄内川河川事務所では、地域のみなさんが楽しく川を体験することで川への理解を深め、川にすむ水生生物を間近に見たり、直接触れることなどを通して、河川環境や生物の多様性を実感してもらう機会として、「川の自然体験」を支援しています。
こうした取り組みの一つとして、8月7日(木)に「矢田川子どもの水辺」で開催された、トワイライトスクール(名古屋市立川中小学校)の自然体験において、水生生物捕獲やいかだ遊びなどの活動支援を行いました。
●開催場所: | 名古屋市北区 矢田川ふれあい橋下流右岸「矢田川子どもの水辺」 |
●支援者: |
庄内川 川ナビ歩こう会代表・佐藤輝彦氏 矢田川子どもの水辺協議会、川中学区区政協力委員会 |
20人の子どもたちに16人がついて
タモ網での水生生物捕獲をサポート
一人ずつペットボトルのイカダに乗って
楽しい川遊びを体験
《元気に川遊びを楽しみました》
前日の雨で開催が危ぶまれましたが、天気が回復し水位も下がり、自然体験が予定通りに実施されました。トワイライトスクール(名古屋市立川中小学校)の1年生から4年生までの子どもたち20名は、暑さにも負けず川中小学校から徒歩約40分の距離を、元気に歩いてやってきました。
最初に佐藤輝彦氏(庄内川・川ナビ歩こう会)から、タモ網を使った水生生物の捕まえ方を教わり、その後、一人ずつタモ網を持って、水生生物の捕獲に挑戦。引率の指導員や川中学区区政協力委員会のみなさんに助けてもらいながら、魚やエビなどを捕まえました。捕まえた水生生物は水槽に入れて観察し、佐藤氏からそれらの水生生物について、名前の由来や特徴などを教えてもらいました。
最後は、全員がライフジャケットを着用し、ペットボトルで作ったイカダに乗って、ゆるやかな流れの川下りを体験。「気持ちいいね!」「すごいすごい!」と元気な声が飛び交い、楽しく川と親しむ自然体験となりました。
元気に歩いて河川敷にやって来た子どもたち
浅瀬を渡って中洲の会場に
挨拶する矢田川子どもの水辺協議会 神野会長
庄内川川ナビ歩こう会の佐藤さんからタモ網の使い方や注意点などを教わりました。
実際に川に入っての説明もあり、真剣な表情で聞く子どもたち。
「でかいのがいたよ!」「見て見て!」
佐藤さんから捕まえた水生生物について
おもしろくてためになる話を聞きました
きちんとライフジャケットを着けて
ペットボトルのイカダ乗りに挑戦
細くて安全な流れはサポートなしで
ごきげんな子どもたち
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平成26年8月7日(木) くもりのち晴れ 気温33℃ 水温31℃ 水質調査 pH7.5(パックテスト) COD8 (mg/L) (パックテスト) 透視度 20cm |
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捕れた生物(16種類) フナ、オイカワ、タモロコ、カダヤシ、メダカ、カマツカ、ドジョウ、ヨシノボリ、ヌマエビ、スジエビ、アメリカザリガニ、ヤゴ(オニヤンマ)、ヤゴ(サナエトンボ)、アメンボ、コオイムシ、ウシガエル |