当事務所では、子どもたちが川に入って生物をとったり、手で触ったりして自然に親しんでもらうとともに、水質調査を体験し、生活と自然環境のつながりを実感してもらう機会として、「総合学習」や「川の体験学習」の取り組みを支援しています。
8月7日(水)には、宮前橋下流右岸で名古屋市守山図書館の「自然体験学習」を 支援しました。
●開催場所:矢田川右岸 6.8km付近 宮前橋緑地
●支援者:庄内川川ナビ歩こう会
ビルを間近にする都市河川 矢田川で自然体験
草の下にアミを入れ、足をガサガサして追い込みます
何が入ったかな?
守山図書館による矢田川での自然観察会は今年で3年目です。今回は11名(子ども6名父母5名)のみなさんが夏休みの矢田川へやってきました。
暑いので熱中症にならないよう水分を取り、帽子をかぶって、子どもはタモアミを、おとなはバケツを持って、川へ入ります。庄内川川ナビ歩こう会の佐藤さ
んに「生き物は草の下にかくれているよ」と教わり、草の下をガサガサしてアミの中をのぞきこんでみると「キャー、ピチピチのとれた!」「オタマジャクシだ
よ」。みんなたくさんつかまえました。
とった生き物は水そうに分けて入れ、とくちょうなどを佐藤さんに教えてもらいました。大きなコイやナマズにさわったり、矢田川の水と水道水のすきとおり
ぐあいを調べる透視度比較調査(とうしどひかくちょうさ)もやりました。
大きなコイは重たいよ
とれた魚について説明してもらいます
コイを持ったよ!
上からのぞきこんで透視度を比べてみます
夏休みの自由研究のために、魚の名前をメモしたり、デジカメでとったり、質問したりする熱心な姿もありました。「都会の真ん中を流れる矢田川にも、こん なにたくさんの生き物がいるんですね。子どもだけでなく親も楽しめました」と笑顔いっぱいの体験でした。
川で安全に遊ぶための注意を教えてもらいました
みんなで記念撮影
平成25年8月7日 晴れ
気温31.5℃ 水温29℃ pH8.5(パックテスト) COD20
(パックテスト)
○捕れた生物(22種類)
コイ、フナ、オイカワ、タモロコ、ニゴイ、カダヤシ、メダカ、カマツカ、ドジョウ、ナマズ、トウヨシノボリ、ヌマエビ、テナガエビ、スジエビ、アメリカザ
リガニ、モクズガニ、ヤゴ(ギンヤンマ、イトトンボ)、アメンボ、ウシガエル、ミシシッピアカミミガメ