○名古屋市立川中小学校の総合学習支援を行いました
●開催場所:矢田川子どもの水辺(名古屋市北区成願寺町)
●支援協力:庄内川川ナビ歩こう会 佐藤氏
当事務所では、子どもたちが川に入って生物を捕ったり、手で触ったりして自然に親しんでもらうとともに、水質調査を体験させ、生活と自然環境のつながりを実感してもらう機会として、「総合学習」や「川の体験学習」の取り組みを支援しています。
6月24日(月)には、矢田川ふれあい橋下流右岸『矢田川子どもの水辺』で名古屋市立川中小学校3年生児童46名による総合学習が行われました。
「今日は楽しく遊んで、この矢田川をもっと好きになってくださいね」
と事務所スタッフの挨拶
佐藤さんからタモの使い方を教えてもらいます
膝下までの水位でガサガサをします
安全な活動域をポールとロープで示し
スタッフが見守ります
生き物は草の下にかくれているよ
タモを立てておき足で追い込みます
さっそくタモ網で水辺の草あたりをガサガサしてみると「うわぁ、入ってる!」「大きい!ウシガエルのオタマジャクシだ」と、ビックリ。「気持ちわる0い、触れない」と気弱な声も上がったりしますが、みんな夢中になって楽しみました。捕れた生き物は生物に詳しいスタッフが確認し、小型水槽に展示されました。
ほら、ここ。早くバケツに入れて。
どんな種類が捕れたのか解説してもらいます
近くで観察し、質問タイム
3キロの大きなコイを持ち上げた!
ヌルヌルしたけどおもしろかった
少人数のグループに分かれて、矢田川の水の透視度調査も行いました。水道水と川の水を入れた透視度計を並べ、上からのぞいて水の透き通りの度合いを見比べます。矢田川の水が濁っていて見えにくいことを確認しました。
水質調査のやり方を教えてもらいます
水道の水と矢田川の水を見比べます
パックテストという検査方法も教えてもらいました
最後に川で遊ぶ時の注意事項を確認しました
川中小学校では3年生になると総合学習で矢田川の河川体験ができると、児童たちは楽しみにしているそうです。引率の先生は「今日得たものを残すために、学校に帰ってから川体験をまとめる授業も行います。めったにできない川あそびで、子どもたちの自然に対する見方も変わっていくことでしょう。」と総合学習支援の意義を語ってくれました。
平成25 年6 月24 日 くもり
気温24.5℃ 水温23.5℃ pH7.0(パックテスト) COD10(パックテスト)
○捕れた生物(24種類)
コイ、フナ、オイカワ、タモロコ、カダヤシ、メダカ、ブラックバス、カマツカ、ドジョウ、ナマズ、ゴクラクハゼ、ヌマエビ、テナガエビ、スジエビ、アメリカザリガニ、ヤゴ(ハグロトンボ、ヤマサナエ、シオカラトンボ)、アメンボ、マツモムシ、ヒメガムシ、トノサマカエル、ウシガエル、ヒル