洪水に備えた訓練を実施しました 「河川敷グランド等の占用施設の搬出・転倒訓練を実施」

 河川敷は、洪水などの増水時に川の流れを大量に流し、川の氾濫を防ぐ大切な役割を果たしています。しかし通常時は、自然豊かで貴重なオープンスペースである河川敷地は、河川管理者から占用の許可を受ければ、安らぎや憩いの場として利用することが認められています。
 庄内川河川敷においても、占用の許可を得て整備された公園やグランドなどがあります。こうした施設では、洪水時に設置物が水の流れを妨げ又流出して、堤防を損傷したりすることのないように、大雨等により洪水が発生する際には、流下に支障がある設置物は搬出するか転倒させることが義務付けられています。
 このため毎年、施設管理者の方々により、それぞれの施設点検や撤去順序の確認等を兼ねた、占用施設の撤去訓練が行われます。この地域では、梅雨や台風シーズンの川が増水しやすい出水期前に、撤去訓練が行われています。
 訓練には、事務所職員が立ち会う施設もあります。(5月末で15施設立会訓練実施予定)訓練結果は検証し、必要であれば撤去計画の見直しを求め、場合によっては施設の改善を求めます。

《愛知工業高等学校グラウンドでの訓練状況》

●愛知工業高等学校グランド【占用者:愛知県】
   場所:名古屋市北区福徳町孫六地先(庄内川左岸河川敷)
   日時:平成25年5月21日(火) 13時30分から

活動状況01
施設の撤去方法等について、担当職員が学校側の担当者に確認

活動状況02

活動状況03

野球部の先生及び生徒47名が力を合わせて、バッティングゲージや
簡易テント・防球ネット他を次々と搬出

活動状況04

活動状況05

撤去作業でグラウンドがすっきり空間に