1月25日(金)、名古屋駅前のウインクあいちで、中部圏の企業や行政の防災担当者、一般の
方々187名が参加し、企業防災フォーラム「タイ洪水に学び、防災力の向上」を開催しました。
平成23年、タイ洪水によって現地の日系企業が多大な被害を受けた状況を踏まえ、中部圏に立地する企業が、大規模水害の可能性と発生時に想定される事態を認識し、「ものづくり中部」の防災力の向上を図ることを目的としてこのフォーラムを開催しました。
開催概要
- 日時
平成25年1月25日(金) 14:00~17:00
- 主催
中部地域産業防災フォーラム(一般社団法人中部経済連合会、経済産業省 中部経済産業局)
国土交通省中部地方整備局、庄内川流域水防災情報評議会(名古屋市、瀬戸市、春日井市、清須市、北名古屋市、あま市、豊山町、大治町、多治見市、瑞浪市、恵那市、土岐市、岐阜県、愛知県、国土交通省中部地方整備局、中部地方整備局庄内川河川事務所)
- 協力
中部地区自然災害科学資料センター・水防災セミナー、土木学会中部支部巨大災害タスクフォース、名古屋駅地区街づくり協議会、社団法人中部建設協会
- プログラム
1.挨拶 | 三田敏雄/中部地域産業防災フォーラム会長 | |
2.講演・報告 | 沖 大幹 「タイ洪水の概要とその後の対策」 | |
野中 志郎 「タイ洪水における企業の対応」 | ||
五十嵐 崇博 「国土交通省におけるタイ洪水への支援対応」 | ||
3.パネルディスカッション | ||
コーディネーター | 奥野 信宏/中京大学総合政策学部教授 | |
パネリスト | 五十嵐 崇博/中部地方整備局河川部長 | |
<五十音順> | 沖 大幹/東京大学生産技術研究所教授 | |
小嶋 富男/元NHK災害・気象センター長 | ||
辻本 哲郎/名古屋大学大学院教授 | ||
野中 志郎/住金物産株式会社& インフラ事業推進部担当課長 |
中部地域産業防災フォーラムの三田会長の主催者挨拶に続き、沖 大幹 東京大学生産技術研究所教授による「タイ洪水の概要とその後の対策」と野中 志郎 住金物産株式会社 インフラ事業推進部 担当課長による「タイ洪水による企業の対応」と題しての講演、五十嵐 崇博 中部地方整備局河川部長による「国土交通省におけるタイ洪水への支援対応」と題しての報告がありました。
三田会長の主催者挨拶 |
沖 大幹氏 |
野中 志郎 氏 |
五十嵐 崇博 氏 |
パネルディスカッションではコーディネーター役の奥野 信宏 中京大学総合政策学部教授、さらにパネリストとして辻本 哲郎 名古屋大学大学院教授、小嶋 富男 元NHK災害・気象センター長も加わり「名古屋経済圏でタイと同様なことが起こるのか?(様々な水害リスクを知 る)」、「名古屋経済圏を水害リスクから守るため、減災に必要な対策」等々活発な議論が交わされました。会場を埋め尽くした参加者を含め、本フォーラムを 取り組みの最初とし、企業との日頃からの密な情報提供、意見交換、連携を進めていくことをみんなで確認しました。
パネルディスカッションの様子 |
奥野 信宏 氏 |
辻本 哲郎 氏 |
小嶋 富男 氏 |
満席の会場風景 |
会場内に展示した「東日本大震災パネル」及び「タイ水害パネル」は来場されたみなさんが興味 深く見られていました。