庄内川を親子で体験!「庄内川ヨシ原探検隊」を開催♪


  名古屋市港区役所主催の自然体験イベント「庄内川ヨシ原探検隊」が庄内川河口部の左岸(南陽 大橋付近)で開催され、当事務所では開催支援を行いました。

  ● 主催:名古屋市港区役所(生涯学習センター・保健所・まちづくり推進 室)
  ● 後援:みなと川まちづくりを考える会 国土交通省庄内川河川事務所
  ● 支援:庄内川川ナビ歩こう会

  また、当事務所では学生の学習意欲の喚起や国土交通行政の理解を深めて貰うべく、夏期就業実 習生を受け入れております。今回は、この就業体験中の大学生2名による「自然体験イベント開催報告」を掲載します。


【夏期就業体験実習生による自然体験イベント開催報告】
  実習生:古田峻介(大学3年)さん
  実習生:鈴木成悟(大学3年)さん


【調査データ : 会場周辺でとれた生物】はこちら

【夏期就業体験実習生による自然体験イベント開催報告】 実習生:古田峻介(大学3年)さん

  8月24日(金)、庄内川左岸 河口より2km付近 南陽大橋上下流にて自然体験イベント「庄内川ヨシ原探検隊」が開催されました。13組26人の親子の皆さんにご参加いただき、直に体験してもらうことで授 業では習わない、多くの命が住まう庄内川のヨシ原について学んでいただきました。イベントのようすをお伝えします。

 Eボート体験

  スタッフと参加者のみなさんでEボートに乗り込み、ヨシ原に住むいきものを探しながら探検し ました。水面を飛び跳ねる魚、ヨシの根元のカニ、ヨシ原の中から飛び立つ鳥も見ることができました。途中で宝箱もゲット!


安全に楽しむためのルールを勉強中
  

宝探しにいざ出発!
  

どんどん奥へと進みます
  

笑顔があふれたり(*^^)
  

いきおいあまってつっこんだり(;^^)

宝箱を手に入れてゴール(*≧ヮ≦)


 水辺のいきもの観察・簡易水 質調査

  川ナビ歩こう会の佐藤さんの説明で、庄内川に生息するいきもの(草・魚・貝・カニ)について 勉強しました。シジミのもつ水の浄化作用を実際に見て確認したり、捕まえておいたいきものを観察して、準絶滅危惧種のトビハゼやさまざまな種類のカニが川 で実際に生きている様子を観察し、さわったりもしました。


庄内川の自然の先生 佐藤さんです
  

植物のつぎは魚や貝、カニのお勉強
  

みんな興味津々(*゚▽゚)
  

お父さんも興味津々(笑)
  

みんなでさわっちゃいました(*≧ヮ≦)
  

お母さんもそーっと(*゚□゚)
  

水槽にピタっとくっついたトビハゼ
  

この水、シジミがきれいにしました!
  

簡易水質調査もしちゃいます

庄内川の水はきれいだとわかりました!


  以上2つのイベントを体験していただきました。閉会式終了後に宝箱から出てきた引換券とおみ やげを交換して探検隊終了は大盛況の中終了しました。


閉会式の様子 お疲れ様でした!

親子で宝物ゲット!何がもらえたかな?


  以上がイベントのようすになります。このイベントを通じて庄内川の自然の大切さを少しでも 知っていただけたのであれば幸いです。庄内川河川事務所では今後も自然とふれあうことのできるイベントの企画・協力をしていきますので、ぜひご参加くださ い。この度暑い中ご参加頂いたみなさま、ありがとうございました。(文:古田)




【夏期就業体験実習生による自然体験イベント開催報告】 実習生:鈴木成悟(大学3年)さん

港区ヨシ原自然体験 (ヨシ原探検隊)が開催されました。

  8月24日にヨシ原自然体験開催され、庄内川左岸(下流に向かって左側) 河口より約2㎞の 南陽大橋付近で水辺のいきもの観察や簡易水質調査、Eボート体験をしました。今回は応募された13組26人の方々が参加されました。参加された方々は炎天 下にもかかわらず笑顔で生き物の観察やEボート体験に参加されていました。

 水辺のいきもの観察

  水辺のいきもの観察では庄内川で獲れた魚やカニ、貝などを間近で見て、どんな種類の魚や貝な どがいるのか、どんな場所に住んでいるのかを庄内川 川ナビ歩こう会の佐藤 輝彦さんに解説していただき、実際に手にとって触れてみて水辺に住むいきものがどんな生態しているのかを観察しました。準絶滅危惧種であるトビハゼも庄内 川では多く見られるため簡単に捕まえることができました。


庄内川周辺に群生する植物を観察中
  

捕まえた生き物を観察中
  

準絶滅危惧種に指定されているトビハゼ

庄内川に広く生息するアシハラガ二


 簡易水質調査

  簡易水質調査では庄内川の水をパックテストでpH(水素イオン濃度指数)とCOD(科学的酸 素消費量)の2つを調べました。一見濁って見える庄内川ですが、パックテストではpH、CODともに正常値で生物が生息するには非常によい環境だというこ とがわかりました。


pH(水素イオン濃度)のパックテストの様子

COD(化学的酸素消費量)のパックテストの様子


 Eボート体験

  Eボート体験では10人乗りのEボート(ゴムボート)に乗り南陽大橋周辺にあるヨシ原の入り 組んだ水路をみんなで力を合わせて進み隠された宝を探しにいきました。普段感じることのないヨシの高さや密集した様子、ヨシの匂いを感じ自然を満喫しまし た。隠された宝も無事すべてのチームが見つけることができました。


庄内川のヨシ原
  

力を合わせて出発!!
  

みんなでポーズ

自然を満喫できました


 終わりに

  参加した小学生は普段なかなか気がつくことのない庄内川の小さな生き物を見て夏休みの良い経 験になったと思います。これを機により多くの水辺のいきものや庄内川について興味をもっていただけたらと思います。

【調査データ】:会場付近の水辺で捕れた生物(21種)
スズキ、マハゼ、トビハゼ、アシシロハゼ、クロハゼ、アベハゼ、コトヒキ、チチブ、ビリンゴ、テナガエビ、ハサミシャコエビ、ベンケイガニ、アシハラガ ニ、ケフサイソガニ、ヤマトオサガニ、アリアケモドキ、チゴガニ、シジミ、カワヒバリガイ、イシマキガイ、ヒロクチカノコ