梅雨や台風のシーズンを迎えるにあたり、6月10日(日)、多治見市の陶都大橋下流(土岐川の堤防)で水防災体制の万全を期すとともに防災意識の高揚と水防知識の普及徹底を図ることを目的に、多治見市主催による水防訓練が行われました。
水防訓練は、梅雨前線により土岐川上流に非常に強い降雨があり、「大雨洪水警報」が発令された。土岐川が増水して、多治見市の水位観測所で「はん濫注意水位3.2m」に達した。そのため多治見市消防団、多治見市建設工業会、多治見市地域防災活動協力員、自主防災組織等の関係機関は連携して水災防御にあたる。また、内水被害の発生により国土交通省に排水ポンプ車の出動が要請されたという想定で行われました。
堤防の削壊、漏水が起きたという想定により一般的な積土のう工法のほシート張工法、月の輪工法などの水防工法の訓練が実施されました。
土のうを作成(約3000袋)
改良積み土のう工法
シート張り工法
月の輪工法
多治見市の中心部では、昨年9月の台風15号による豪雨で500軒以上の浸水被害がありました。その対策として、6月1日から多治見市内に排水ポンプ車2台が配備され、土岐防災センターに配備している照明車と併せて出動しました。
排水ポンプ車2台と照明車1台が出動
訓練用に排水ポンプ車を準備
川中に排水ポンプを運搬
排水している様子