地元の庄内川について学ぶ~名古屋市立一色中学校~


授業風景
 
  2月2日(木)、名古屋市中川区の一色中学校1年生10名が、 学校で、当事務所職員の 「出前講師」により、庄内川についての授業を受けました。授業では、地元の名古屋市中川区を流れる庄内川を教材として、川との関わりを学びました。
  河川の源流から河口までの特徴。東海豪雨時や平成12年9月の東海豪雨の出水・水防及び洪水時の危機管理。庄内川の工事と治水。水質と河川環境対策などについて、事前の質問と共に学びました。
  その後、体験コーナーでは、3つの体験学習を行い、庄内川を実感しました。

川原の砂利の形状の違いを学びました
 
 

透視度計で水質を学びました
 
 
  川原の砂利については、立体地図と庄内川源流の恵那市夕立山の石や中流部の礫や学校近くの砂等の河床材を用いて、岐阜県の源流部から伊勢湾の藤前干潟に注ぐ流域の、川原の様子の変化を体感しました。
  透視度計を用いて、水道水と庄内川の水の水質の違いを体感しました。pH(水素イオン指数)やBOD(生物化学的酸素要求量)等の水質検査結果で環境について学びました。
  魚類の観察では、メダカやオイカワ、ブルーギル等の生物を用いて庄内川の在来種と外来魚の生息状況を学び、外来魚によって生息環境が奪われる等の生態系への影響を学びました。また、その他魚類としてカワヨシノボリ、チチブ、テナガエビ、ヌマエビの観察も行いました。

外来魚による生態系への影響

※出前講師について
  地域とのコミュニケーション推進の一環として、職員が学校等に出向き、事業等の講演を実施することを「出前講師」と呼んでおり、当事務所では随時受け付けています。