土岐川多治見環境整備工事^１）のため、当地周辺に生息が確認されている「アカザ」を保護しました。
　アカザは、環境省版レッドリスト^２）「レッドリスト　汽水・淡水魚類」の絶滅危惧Ⅱ類^３）になっているナマズ目アカザ科の魚類で、体長10ｃｍ程でヒゲがあるのが特徴です。
　3月7日の保護活動では、多治見市土岐川観察館、工事施工業者、庄内川河川事務所土岐川出張所の総勢10名でアカザ37匹を保護し、環境が似ている上流域の2箇所に放流しました。　

保護している状況	保護したアカザ
アカザ（ナマズ目アカザ科）

※１）土岐川多治見環境整備工事
　　　　工事概要：河川敷に堆積した土砂を撤去する河道掘削工事
　　　　工事場所：多治見市平和町地先
　　　　工事期間：平成24年3月26日から平成24年5月31日まで
　　　　（土・日・祝日はお休み、ただし天候・工事状況により実施する場合もあります。）
　　　　作業時間：8：30～17：00（堤防道路は通行止となります。）
　　　　　　　　　 　（ただし、国長橋付近の一部は通行できます。）

　 ２）環境省版レッドリスト（絶滅のおそれのある野生生物の種のリスト）
　　　　日本に生息又は生育する野生生物について、生物学的観点から個々の種の絶滅の危険度を評価し、絶滅のおそれのある種を選定し、リストに
　　　　まとめたもの。

　 ３）絶滅危惧Ⅱ類  Vulnerable (ＶＵ)　絶滅の危険が増大している種
　　　　現在の状態をもたらした圧迫要因が引き続き作用する場合、近い将来「絶滅危惧Ⅰ類」のランクに移行することが確実と考えられるもの。