ダム見学ツアーが開催されました。

●3つのダムを巡る見学ツアー

7月21日から31日までは、森林や湖に親しむ旬間です。この旬間は、昭和62年度にはじまり、国民のみなさんに森林や湖に親しむことにより、心と体をリ フレッシュしながら、森林やダム等の重要性について理解していただくことを目的としています。旬間中は、国土交通省や水資源機構、全国各地の自治体など が、ダムを中心として、ダム堤体、水源林、発電所の見学会やレクリエーション等を実施します。庄内川河川事務所も7月26日(火)に、小里川ダム・矢作ダ ム・阿木川ダムを体験学習するツアーを開催し、小里川ダム出発の18名と清須市出発の21名の合計39名のみなさんが参加されました。

活動状況1
ダムについての施設紹介(小里川ダム)

活動状況2
小里川ダムの全景

●ダムの迫力を体で感じる

朝9時、まず小里川ダム見学からスタートです。庄内川水系の小里川ダムは 2004 年に完成した重力式コンクリートダムで、ダム堤体内にはゲート室、展望テ ラス、ギャラリー等があります。今回のツアーでは特別に堤体内のゲート室に入って、足下を流れ下る水の迫力を体感していただきました。堤体内の気温は年間 を通して15℃ほどなので、汗がサーッと引いて心地よく、暑い夏の見学にはもってこいです。
 1時間ほどの見学の後、バスに乗って阿木川ダムへ。こちらは自然の岩が美しいロックフィルダムです。ダムのてっぺんである天端を歩いて景色を楽しんでか ら、エレベーターで堤体内に降り、管理用の通路と発電施設を見学しました。
 最後に訪れた矢作ダムは、放物線アーチ式コンクリートダムです。ダムの働き等の解説を聞いた後、ダム機能の中枢である操作室や、水を吐き出すゲートを間 近に見上げる、点検用の通路に案内してもらいました。

活動状況3
普段見ることが出来ないゲート室(小里川ダム)

活動状況4
ダム管理用の水力発電施設(阿木川ダム)

活動状況5
操作室には独特の緊張感がありました(矢作ダム)

活動状況6
近くで見て分かるダムの大きさに圧倒(矢作ダム)

●夏休みの自由研究に最適

夏休みの自由研究のテーマにするため小学生が熱心にメモを取ったり、中学 校のお友 達同士がグループで参加したりと、今回の見学ツアーは、家族ぐるみの参加 が目立ちました。それぞれ特徴が違う3つのダムを効率的にバスで巡り、普段は入れない施設まで見学できるめったにない機会として、ダムの役割・ダムの構造 が分かったという意見や、ダムを見ることができて楽しかったという意見など頂いております。