設立趣旨

「庄内川堤防道路検討会」設立趣旨
 中部圏の中心を流れる庄内川の堤防の多くは、流域住民の生命と財産を守る
河川堤防本来の機能のほか、沿道住民の生活道路として利用されており、地域を
結ぶ通過交通に対応し、幹線道路を補完する役割を担っている。

特に庄内川中下流部及び矢田川下流部(以下「庄内川等」という。)の堤防道路
は、市街地道路の混雑を避ける迂回路として利用されており、交通量、大型車混
入率ともに高い状況にある。
この道路兼用が、現在次のような問題を引き起こしている。

・堤防の不安定化、損傷及びそれに伴う通行の危険性
・出水時の水防活動等への支障
・道路交通安全上の課題
・河川利用上の課題等
 こういった数々の課題を改善するため、庄内川等の堤防及び堤防道路のある
べき姿を検討した上で、都市部における道路としてのニーズと堤防としての機能
確保双方の視点から、具体的な対応策についての検討を行うことを目的として、
「庄内川堤防道路検討会」を設立するものである。