●支 援 者 :庄内川川ナビ歩こう会 佐藤氏
●庄内川の生き物を調べよう
●自然観察会に親子で参加
当事務所では、子どもたちが川での魚とりなどを通して、自然の感触や匂い、生き物の生命力に直接触れることなどから生活と自然環境のつながりを実感してもらう機会として、「総合学習」や「川の体験学習」の取り組みを支援しています。
9月10
日(土)、千代田橋上流左岸で守山図書館の自然観察会が開催され、「庄内川・川ナビ歩こう会」の協力を得て、当事務所が水生生物調査や水質調査の活動支援を行いました。自然観察会には小学校406年生を中心とした親子6組19人のみなさんが参加されました。
川の流れが緩やかで自然が確保された矢田川
「庄内川・川ナビ歩こう会」の佐藤さんからタモ網の使い方のコツを教わり、さっそ
く川の中へ。
「うわぁ、川の中を歩くと滑るよ」「そうか、石に苔が生えているから滑るんだね」これまで川に入ったことのない子どもたちは、新鮮な体験にドキドキです。親子が協力して水生生物を捕獲し、スタッフが種類を確かめながら小型水槽に展示していきます。「子どもより親のほうが夢中になって楽しんじゃいました」と、大人たちもすっかり童心に帰ったようです。
石の下にも何かいるよ。
お父さんも魚捕りに夢中です。
ガサガサ調査の後は熱中症を避けるため川の流れに足を浸しながら、捕獲した水生生物について佐藤さんから解説してもらいました。この日捕獲したオイカワのオスは、青や赤の美しい婚姻色がでており、注目の的に。もっと詳しいことは図書館で調べようと学習意欲を駆り立てられていました。
みんな積極的に手を挙げました
図書館にある図鑑で調べてみてね
次に矢田川の水の透視度調査を実施。水道水と川の水を入れた透視度計を並べ、透き とおり具合を見比べます。また当事務所のスタッフによる投網も間近で見学しました。「川の水って、思ったより濁っているんだ」「投網は重たいよ」いろいろな体験に感心しきりでした。
えっ、こんなに汚れているの!?
全員集合!はい、チーズ!!
最後に守山図書館の館長さんから「川の汚れを知ったみなさんは、これから川にゴミを流さないなど気を配ってくださいね」と促され、川に対する親しみと気配りを再確認していました。
※当事務所では、子どもたちが川での魚とりなどを通して、自然の感触や匂い、生き物の生命力に直接触れることなどから生活と自然環境のつながりを実感してもらう機会として、「総合学習」や「川の体験学習」の取り組みを支援しています。支援をご希望の団体は、庄内川河川事務所にお気軽にご相談ください。
平成23年9月10日(土) 晴れ 気温31℃ 水温27℃ pH7.0(パックテスト)、COD:15(パックテスト) 透視度100cm以上
○捕れた生物オイカワ、モツゴ、コイ、フナ、メダカ、カダヤシ、ブルーギル、カマツカ、ヨシノボリ、ナマズ、スジエビ、 ヌマエビ、アメンボ、ヒメイトアメンボ、ヤゴ(ハグロトンボ、シオカラトンボ、コオニヤンマ、コヤマトンボの幼虫)、ヒル、トノサマガエル