6月7日 水生生物調査

「矢田川子どもの水辺」を活用した体験型総合学習を支援
~名古屋市立西味鋺小学校3年生児童66名が川体験を楽しみました。~

 庄内川河川事務所では、子どもたちが川に入って楽しく生物と触れあうことにより、生活と自然環境とのつながりを実感してもらうこ とを目的として、「総合学習」や「川の体験学習」に対する活動支援を行っています。
 6月7日(火)には、矢田川ふれあい橋下流右岸に在る『矢田川子どもの水辺』で名古屋市立西味鋺小学校3年生児童66名による「生き物だいすき!」とい うテーマの総合学習が行われ、「庄内川・川ナビ歩こう会」の佐藤氏の協力を得て、水生生物調査や水質調査の活動支援を行いました。


・開催場所:矢田川子どもの水辺
・支 援 者:庄内川川ナビ歩こう会 佐藤氏
       
河 道内にできた中州を利用 ス タッフによるガサガサの説明 ガ サガサ・・ 入ったかな?
 
『矢田川子どもの水辺』は、地域の子どもたちに親しまれる水辺として平成20年に整備され、行政機関や民間団体が連携した協議会 が環境学習や自然体験活動をサポートしています。事前の5月26日(木)には子どもたちが安全に活動できるようにという配慮のもと、矢田川子どもの水辺協 議会実行委員のメンバーが中心となって除草、清掃活動も行われました。

 総合学習を始める前に、川を安全に利用するための注意事項などを確認し、さっそくみんなでガサガサ調査に入りました。 ガサガサ網、タモ、バケツなどを 手に、水辺の草が生い茂っているあたりに網を入れ、足で周辺から追い込むようにガサガサさせます。水から引き上げた網をこわごわ覗き込んで「あっ、入っ た、入った!」「なんかいる~!」「でっかいのがいたぞ」「大漁だ~!」。採取した生物は生物に詳しいスタッフが確認・分類し、小型水槽に展示していきま す。

何 が捕れたかな?

ど んな形?

金 色のコイ?

 スタッフが投網で捕った大きなコイやカメに触れて「触り心地いいぞ~」「金色のコイ、きれい」 「弱っちゃうから優しく触ろうよ」とワイワイ。川に入る前は、怖くて嫌だとしりごみしていた子どもも「すっごく楽しい!」と、目がイキイキ。川遊びの楽し さを味わって、自然に対する気持ちも変わったようです。
 いっしょに参加した槙野校長先生は「安全管理も十分で、生物に詳しい専門家の支援もあり効果的 な授業ができるので、私 たちの学校では毎年利用しています。」と話していました。
 最後に、川遊びをするときは天気に注意すること、必ず大人と同行することなどを約束して終了しました。
平成23年6月7日  くもり 気温23℃、水温20℃
               pH:7.0(パックテスト)、COD:9.0(パックテスト)  

○捕れた生物 モツゴ、コイ、フナ、カダヤシ、ブルーギル、ブラックバス、ウキゴリ、ナマズ、ドジョウ、ミズシ マドジョウ、テネガエビ、スジエビ、ヌマエビ、モズクガニ、アメンボ、マツモムシ、ヤゴ(ハグロトンボ、コオニヤンマ、シオカラトンボの幼虫)オタマジャ クシ、ヒル