「多治見市浸水事前防災行動計画(タイムライン)検討会」開催! ~第4回タイムライン検討会を実施しました~

 多治見市において、国、県、市、消防団、市民等の関係機関が連携し、大規模水災害に備える事前防災行動計画(タイムライン)を検討するため、岐阜県内では初めてとなるタイムライン検討会が、昨年7月21日に立ち上げられ、これに続く第4回タイムライン検討会が、2月9日に開催されました。

●日  時: 平成28年2月9日(火) 14:00~ 18:00
●場  所: 多治見市南消防署(多治見市消防本部) 3階講堂
●参加機関: 多治見市、中部地方整備局 庄内川河川事務所、中部地方整備局 多治見砂防国道事務所、岐阜地方気象台、
岐阜県、岐阜県警察、多治見市消防団、市民代表

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検討会の状況


●第4回目の検討会を実施
 庄内川河川事務所としては「庄内川タイムライン検討会」に次ぐ2つ目の「多治見市浸水事前防災行動計画(タイムライン)検討会」の第4回目が、多治見市南消防署 (多治見市消防本部) 3階講堂において、参加機関の担当者30名が集まって開催されました。
 始めに事務局長を務める多治見市企画防災課企画部長・水野髙明氏の開会挨拶、松尾一郎氏の座長挨拶、村中明氏のアドバイザー挨拶があり、引き続き議事が行われました。

活動状況1
事務局長として開会の挨拶をする
多治見市企画防災課・水野企画部長

活動状況2
座長として挨拶する
松尾一郎氏

活動状況3
アドバイザーとして挨拶をする
村中 明氏

活動状況4
事務局として議事①の説明をする
多治見市企画防災課・塩崎総括主査

活動状況5
議事②防災気象情報について説明する
岐阜地方気象台・岡田防災気象官

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事務局として議事③④の説明をする
庄内川河川事務所・栗林調査課長

≪議事内容≫

第3回検討会の結果と課題について
第3回検討会の意見として、
 「防災対応するための基準(トリガー)が不明瞭で、防災体制を移行するタイミングがつかみにくい」「内水と外水の対応や夜間対応など、事象や時間帯に応じた対応が必要」が挙げられました。
第4回検討会の課題として
 「タイムラインにおける『いつ』『誰が』の明確化」「行動開始のタイミングに必要な行動開始トリガー、タイムラインレベルの設定」「行動内容に対する役割分担や連携の整理」が掲げられました。
防災気象情報について
 前回の検討会で説明を求められた「土砂災害警戒情報」について、実際の発表例を示しての回答があり、土壌雨量指数や土砂災害警戒情報の基準、気象庁ホームページに挙げられている土砂災害警戒判定メッシュ情報などについても説明がありました。
タイムライン素案について
 第3回検討会で抽出された意見をもとに修正を加えた、タイムライン素案の第2次骨子案が提示されました。
タイムラインレベルについて
第3回検討会で抽出された意見をもとにした、新たなレベル設定案が提示されました。
多治見市タイムライン ワークショップ
1. 『意志決定・防災情報グループ』
確実な行動・意志決定・情報発信を迅速に行うため、災害対策本部としてすべきこと。
2. 『社会基盤グループ』
浸水をできる限り軽減するため、施設管理者としてすべきこと。
3. 『住民避難・住民対応グループ』
確実な避難を実施するため、消防団、住民等としてすべきこと。

 参加者が上記の3グループに分かれ、「タイムラインレベルとトリガー設定」「タイムライン素案と役割の確認・修正」について、意欲的な討議が行われました。

活動状況7 3つのグループに分かれて行われた
ワークショップ

活動状況8

活動状況9

意志決定・防災情報グループの討議と発表

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住民避難・住民対応グループの討議と発表

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社会基盤グループの討議と発表

活動状況14
今回の検討会総評を述べる
庄内川河川事務所・石川事務所長

活動状況15
今回の検討会総評を述べる
座長の松尾一郎氏