「多治見市浸水事前防災行動計画(タイムライン)検討会」開催! ~第3回タイムライン検討会を実施しました~

 多治見市において、国、県、市、消防団、市民等の関係機関が連携し、大規模水災害に備える事前防災行動計画(タイムライン)を検討するため、岐阜県内では初めてとなるタイムライン検討会が、昨年7月21日に立ち上げられ、この度、第3回タイムライン検討会が、1月12日に開催されました。

●日  時: 平成28年1月12日(水) 14:00~ 18:00
●場  所: 多治見市南消防署 (多治見市消防本部) 3階講堂
●参加機関: 多治見市、中部地方整備局 庄内川河川事務所、中部地方整備局 多治見砂防国道事務所、岐阜地方気象台、
岐阜県、岐阜県警察、多治見市消防団、市民代表

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検討会の状況


●第3回目の検討会を実施
 庄内川河川事務所としては「庄内川タイムライン検討会」に次ぐ、2つ目の「多治見市浸水事前防災行動計画(タイムライン)検討会」の第3回目が、多治見市南消防署 (多治見市消防本部) 3階講堂において、参加機関の担当者30名が集まって開催されました。
 始めに事務局長を務める多治見市企画防災課企画部長・水野髙明氏の開会挨拶、松尾一郎氏の座長挨拶、村中明氏のアドバイザー挨拶があり、引き続き議事が行われました。

活動状況1
事務局長として開会の挨拶をする
多治見市企画防災課・水野企画部長

活動状況2
座長として挨拶する
松尾一郎氏

活動状況3
アドバイザーとして挨拶をする
村中 明氏

活動状況4
事務局として議事①の説明をする
多治見市企画防災課・塩崎総括主査

活動状況5
議事②防災気象情報について説明する
岐阜地方気象台・岡田防災気象官

活動状況6
事務局として議事③④の説明をする
庄内川河川事務所・栗林調査課長

≪議事内容≫

第2回検討会の結果と今後の方針について
 第1回検討会と第2回検討会で得られた成果をふまえて、今後の検討会で目指すべき方向性が示され、第3回検討会では「タイムライン骨子案の精査」について検討することが決定されました。
防災気象情報について
 気象台が発表する防災気象情報の種類や各情報の概要、情報が発表されるまでの経緯など、さまざまな防災気象情報に関する説明があり、天気予報から大雨を知る読み取り方や、携帯電話から気象情報を取得する方法などについても紹介がありました。
想定ハザードとリスクについて  今回のワークショップの具体的な検討に必要となる多治見市における水害の想定として、想定される外力と破堤(堤防の決壊)のシナリオが示され、破堤後の浸水の広がりや、最大被害リスク等が示されました。
タイムライン骨子案について  これまでの検討会の結果を基に作成され、171項目の行動項目を組み込んだ、多治見市タイムライン第1次骨子案が提示されました。
多治見市タイムライン ワークショップ
1. 『意志決定・防災情報グループ』
確実な行動・意志決定・情報発信を迅速に行うため、災害対策本部としてすべきこと。
2. 『社会基盤グループ』
浸水をできる限り軽減するため、施設管理者としてすべきこと。
3. 『住民避難・住民対応グループ』
確実な避難を実施するため、消防団、住民等としてすべきこと。

 参加者が上記の3グループに分かれ、災害シナリオを参考に、第1次骨子案について検討することとし、行動項目における対応事項の過不足、行動内容・行動細目の実施時期と手順の適用性等について、予定の終了時間を大幅に延長して、意欲的な討議が行われました。

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ワークショップの状況

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社会基盤グループの討議と発表

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住民避難・住民対応グループの討議と発表

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意志決定・防災情報グループの討議と発表

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各グループからの質問に答える
庄内川河川事務所・石川事務所長

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今回の検討会の総評を述べる
座長の松尾一郎氏