「多治見市浸水事前防災行動計画(タイムライン)検討会」開催! ~多治見市で岐阜県最初のタイムライン検討会を実施しました~

多治見市において、国、県、市、消防団、市民等の関係機関が連携し、大規模水災害に備える事前防災行動計画(タイムライン)を検討するため、第1回の検討会が開催されました。全国に先駆け、平成26年6月4日に「庄内川タイムライン検討会」が既に立ち上がっており、岐阜県内では初めてとなる、庄内川河川事務所としては、2つ目のタイムライン検討会が開催されました。

【日時】
    平成27年7月21日(火) 14:30~ 17:45

【場所】
    多治見市産業文化センター 3階 中会議室(岐阜県多治見市新町1丁目23番地)

【参加機関
    多治見市、中部地方整備局 庄内川河川事務所、多治見砂防国道事務所
    岐阜地方気象台、岐阜県、岐阜県警察、多治見市消防団、市民代表、紀宝町(アドバイザー)


テレビ局2社(NHK、中京テレビ)新聞社2社(読売新聞、中日新聞)も取材に訪れた検討会の会場風景

 
第1部 講演会

 
第2部 検討会


多治見市で第1回目となる最初のタイムライン検討を実施

  多治見市で、今回より初めてとなる「多治見市浸水事前防災行動計画(タイムライン)検討会」が、多治見市産業文化センター 3階 中会議室において、参加機関の担当者が集まって開催されました。
  第1回目となる今回の検討会は2部構成となっており、第1部で検討会で座長を務めていただく松尾先生の「タイムライン」について、また紀宝町より新元危機管理監より、紀宝町の「タイムライン」の事例紹介についてそれぞれ講演をいただきました。第2部は検討会となり、始めに多治見市・古川雅典市長の開会挨拶と、松尾一郎氏の座長挨拶があり、続いてアドバイザーの村中明氏、国土交通省の堀与志郎氏から挨拶がありました。今回は初回であり、委員の確認、設置要綱の確認を行い、ワークショップの開催に向け、庄内川河川事務所よりワークショップのやり方の説明、多治見市役所よりタイムラインの検討内容の説明を行った後、H23の台風15号の経験を基に、ワークショップでの意見を集約、課題の抽出、各部会の発表を行いました。


≪議事内容≫
1. 講演会について
  タイムラインの必要性について、数々のタイムライン検討会を経験しておられる松尾一郎氏の講演、 及び紀宝町で独自にタイムラインを検討しておられる新元明生危機管理監の講演を、委員会予定メンバー及び小学校、幼稚園関係者、消防団、各水防関係者を招き、説明いただきました。

 
タイムラインの必要性を講演する松尾 一郎氏

 
紀宝町のタイムラインの事例紹介を講演する新元 明生氏

2. 委員の確認、設置要綱の確立について
  多治見市浸水事前防災行動計画(タイムライン)検討会の委員の確認、及び設置要綱について、提示された当初案の確認を行い、随時委員会メンバーを追加できることにするなどの議論があり、当初案を修正することで承認されました。

 
開会の挨拶をする多治見市・古川 雅典市長

 
座長挨拶をする松尾 一郎氏

 
アドバイザー挨拶をする村中 明氏

3. ワークショップ及びタイムラインの検討内容について
  ワークショップを行うことで課題の抽出を行い、課題克服に向けて検討していくこと。また、多治見タイムラインでどのような意見、課題をとりまとめていくかの説明が行われました。

 
事務局として説明する庄内川河川事務所
栗林 孝典調査課長

 
事務局として説明する多治見市
塩崎 竜哉氏

4. H23台風15号を振り返ったワークショップの開催
  ワークショップのため、迅速、確実な行動・意志決定を行うための行政の行動を考える「意志決定・防災情報グループ」、浸水をできるかぎり軽減するための施設管理者の行動を考える「社会基盤グループ」、確実な避難を実施するための消防団、住民、行政の行動を考える「住民避難グループ」の3班に分かれ、H23台風15号の平和町の浸水を振り返り、意見交換と課題の抽出を行いました。

 
3つのグループに分かれ討議を行う

 
意志決定・防災情報グループの討議

 
住民避難グループの討議

 
社会基盤グループの討議