土砂災害と砂防事業

土砂災害とは

大雨が降って山や崖が崩れたり、水と石が交じり合って襲いかかってくるのが土砂災害です。

土石流

山や谷の土・石・砂が川の水と一緒に流れてくるものを土石流といいます。時速20km~40kmのものが多く岩を動かしてしまう程の力を持つ事もあります。

土石流
(仮)土石流の画像があれば配置

地すべり

緩やかな斜面などですべりやすい地層に雨水などがしみこみ、地下水が溜まり、そこから上の地面が動く事を地すべりといいます。

土石流
(仮)地すべりの画像があれば配置

がけ崩れ

がけ崩れは、大雨や長雨で地面に水がしみ込んで地盤を弱めて起きるものですが、地震で起きる事もあります。

土石流
(仮)がけ崩れの画像があれば配置

土石流を防ぐには

山の斜面の石や土砂が崩れないように木を植えたり、谷川の石や土砂が流れないように砂防堰堤を作っています。その他にも遊砂地という砂をためる施設や岸が削られるのを防ぐ護岸工や床固工などの施設を作っています。

山腹工(さんぷくこう)

山の斜面に木を植えて、斜面が崩れるのを防ぎます。

山腹工
山腹工(さんぷくこう)

床固工(とこがためこう)・護岸工(ごかんこう)・遊砂地(ゆうさち)

緩やかな斜面などですべりやすい地層に雨水などがしみこみ、地下水が溜まり、そこから上の地面が動く事を地すべりといいます。

床固工(とこがためこう)・護岸工(ごかんこう)・遊砂地(ゆうさち)
床固工(とこがためこう)・護岸工(ごかんこう)・遊砂地(ゆうさち)

砂防堰堤の役目

土石流が発生した時、砂防堰堤が受け止め下流に住む人々の人命や家屋などの財産を災害から守ります。

砂防堰堤の役目
砂防堰堤の役目

砂防堰堤の働き(640KB)

地すべりを防ぐには

地すべりが起こる場所では以下の工事を組合わせて大きな災害になるのを防いでいます。

杭工(くいこう)・アンカー工

杭を深く打ち込み、地面をすべらないようにします。
地表面からアンカーを打ち込み地面を押さえつけます。

杭工(くいこう)・アンカー工
杭工(くいこう)・アンカー工

地下水排水工・排土工(はいどこう)

井戸やトンネルを掘り、地面の中にたまった地下水を取り除きます。
地すべりを起こしている斜面の土を取り除きます。

地下水排水工・排土工(はいどこう)
地下水排水工・排土工(はいどこう)

がけ崩れを防ぐには

がけ崩れの工事は、崩れやすいがけの上の土を除いたり、がけの表面を植物やコンクリートなどで丈夫にし、削られないようにします。

法枠工(のりわくこう)

コンクリートなどの枠で斜面を区分けし、その中に植物などを植え、斜面を丈夫にします。

法枠工(のりわくこう)
法枠工(のりわくこう)

擁壁工(ようへきこう)

コンクリートなどで壁を作り、崩れてきた土砂を受け止めます。

擁壁工(ようへきこう)
擁壁工(ようへきこう)

みんなで防災!

土砂災害から身を守るために

こんなときは避難しよう!

こんな場所は注意しよう!

いざというときは・・