安倍川砂防について
安倍川上流域の地質は、脆弱な地層と段丘礫層から構成されています。
安倍川上流域は、地形も急勾配のため、いたる所に崩壊を起こし、荒廃が著しく、特に最上流部には、日本三大崩の一つといわれる大谷崩があります。
安倍川砂防事業(直轄砂防流域面積145.6km2、砂防指定地面積116km2)により、安倍川上流部における土砂生産の抑制、流出土砂の調節を行い、河状の安定及び洪水時の河川災害の防止を図るものであります。砂防計画においては、大谷崩及び大谷川幹線を対策の重点とし、漸次各渓流の土砂生産の抑制を行い、水源の保全をはかり、下流域の土砂被害を防除することとしています。
