事業概要
自然の脅威から守る。自然の美しさを守る。
知恵と技術で、河川・砂防・海岸の3つの事業を推進しています。
静岡河川事務所の所在する静岡市は、富士山を背景にして南は駿河湾に臨み、気候温暖でお茶、みかん、いちご等の栽培が盛んに営まれており、登呂遺跡によってよく知られているように古代から多くの人が居住し、豊かで住みよい土地柄として栄えています。現在は県庁所在都市として、県の中核となり発展しています。
当事務所は、昭和7年(1932年)に内務省の土木出張所として設置されて以来、国土保全、流域の経済・環境に深く関わる河川および関連する砂防・海岸事業の推進に努めています。


河川事業
安倍川は、昭和41年3月に一級河川として指定され、このうち本川 約22.7kmと支川藁科川 約8.9kmが国の直轄管理区間であり、改修事業ならびに維持管理を実施しています。
大井川は、昭和42年5月に一級河川として指定され、このうち本川の直轄管理区間24.8kmの改修事業、環境整備事業ならびに維持管理を実施しています。
海岸事業
富士海岸は昭和41年の台風26号による大災害を契機として昭和42年度から直轄事業として着手し、蒲原町地先の延長約4.3kmの間で海岸保全施設整備事業を実施しています。
駿河海岸は昭和36年度に直轄で調査に着手し、昭和39年度から大井川工区に事業着手し、区域拡大をしながら現在では、焼津市、吉田町、牧之原市地先の延長約12.1kmの間で海岸保全施設整備事業を実施しています。
砂防事業
流域の状況が安倍川に酷似している石川県手取川で昭和9年7月に豪雨による大規模な土砂災害が発生したことを契機とし、昭和12年に直轄砂防として着手して以来、安倍川の上流部の大谷崩および荒廃した地域において砂防事業を実施しています。