海岸事業内容紹介

富士海岸(蒲原工区)

富士川河口より西側約4.3kmの沿岸において、高潮災害等の防止のため、ブロック式離岸堤および養浜などの海岸保全施設の整備を実施しています。

今年度の主な事業内容

  • 高潮・侵食対策【 ① ② 】
    • 高潮や高波による背後地の越波被害を防止するため、波消しブロックによる離岸堤の整備を実施します。
    • 高潮・高波による砂浜の損失や背後地の浸水・越波を防止するため、施設整備を実施した箇所について養浜を実施します。
主な事業箇所
主な事業箇所 PNG(1.91MB)

① ② 離岸堤、養浜

概要

蒲原工区は、海岸堤防の背後に住家が連担しています。また、国道1号線等の主要交通網が集中しているため、高潮等による甚大な被害を防ぐため、ブロック式離岸堤を整備します。 さらに、近年では沿岸漂砂量の減少等によって海岸侵食が進み、浜幅が減少していることから、離岸堤の整備が完了した箇所より養浜工を実施し、浜幅の回復を図ります。

離岸堤、養浜
離岸堤、養浜 PNG(2.32MB)

駿河海岸

大井川東西の沿岸約12.1kmにおいて、高潮災害等の防止のため、有脚式の離岸堤、養浜などの海岸保全施設の整備を行っています。

また、南海トラフの巨大地震等に伴うL1津波を超える津波に対してもできる限り減災機能を発揮させるよう、粘り強い構造の海岸堤防を整備します。

今年度の主な事業内容

  • 高潮・侵食対策【 ① ② 】
    • 大井川工区において、有脚式の離岸堤を整備します。
    • 大井川工区、焼津工区において、海浜(浜幅・勾配)の安定化を図るため、養浜を実施します。
  • L1津波を超える減災対策【 ③ 】
    • 榛原工区、住吉工区、大井川工区において、粘り強い構造の海岸堤防を整備します。
主な事業箇所
主な事業箇所 PNG(1.16MB)

① ② 離岸堤、養浜

概要

駿河海岸は我が国最深の駿河湾に面し、高波が減衰することなく押し寄せることから、これまで多くの台風・地震等によって甚大な被害を受けてきました。 このため、目標浜幅を確保し、高潮や高波による浸水・越波を防止することを目的に、有脚式離岸堤を大井川工区にて新たに整備するとともに、養浜を焼津工区および大井川工区にて実施します。

離岸堤、養浜
離岸堤、養浜 PNG(1.88MB)

③ 粘り強い海岸堤防

概要

南海トラフの巨大地震等に伴うL1津波を超える津波に対してもできるだけ減災機能を発揮させるよう、粘り強い構造の海岸堤防を整備し、早期に安全性の向上を図ります。

※L1津波:比較的発生頻度の高い津波(最大クラスの津波に比べて発生頻度は高く、津波高は低いものの大きな被害をもたらす津波(数十年から百数十年の頻度))

粘り強い海岸堤防
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