国土交通省中部地方整備局 静岡営繕事務所

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営繕とは・・・

「営繕」とは、「建築物の営造と修繕」のことをいい、具体的には、建築物の新築、増築、修繕及び模様替えなどの工事を指します。
「営繕」という言葉は、中国の春秋・戦国時代(770BC~221BC)の頃からあったもので、わが国では、西暦701年に制定された「大宝律令」において用いられた古い言葉の一つです。当時は、建物のほか道路、橋梁、船などの営造及び修繕のことを表し、現在よりも広い意味で用いられていた言葉であるとされ、営繕を司る職を造営職、木工寮と称していました。
中部地方整備局営繕部では、「官公庁施設の建設等に関する法律」に基づき、愛知県、岐阜県、三重県、静岡県の国の建物の建設・保全を行っています。

良質な官庁施設整備のために

国土交通省の役割官庁施設は、国民の豊かで安全な暮らしを支える共有の資産として、親しみやすく、便利でかつ安全であり、それぞれの用途に応じた機能を十分に発揮できるものでなければなりません。
国土交通省は、良質な官庁施設整備のため、「国家機関の建築物及びその付属施設の位置、規模及び構造に関する基準」を定め、これに基づき、営繕計画の基礎資料の作成を行い、技術的な観点から各省庁に対して総合的な指導・調整を行っています。
具体的には、合同庁舎や税務署等の生活や経済・社会活動を支えるための施設をはじめ、福祉施設や研究施設を整備するとともに、常に適正な機能を維持するための安全指導や施設の質を確保するための技術基準類の作成や勧告を行っています。

官庁営繕業務の流れ

企画↓ 【企画】 行政機関の構想に技術的な検討を加えて、立案します。
また、長期的な視野に基づき、地域のニーズと特色を生かしたまちづくりを推進するために「中部営繕ビジョン」を策定し、それに基づき、地域と連携を深め、それぞれの地域におけるまちづくりに積極的に協力、支援を行っています。
設計↓ 【設計】 それぞれの行政機関と打ち合わせを行いながら、建築設計、電気設備設計、機械設備設計、工事費の積算等を行います。
官庁施設においては、国民の共有財産としての総合的な品質の確保が重要です。
これらの設計は、求められる品質の確保とともに、地球環境問題に対応する環境負荷低減や省エネルギー対策、社会要請でもある建設コスト縮減対策にも積極的に取り組み、適正な価格で良質な施設の整備を図っています。
施工↓ 【施工】 契約書・仕様書・設計図等に従って、工事の適正な実施を監理します。
施工現場においても社会的要請である環境負荷の低減に寄与するため、建築廃棄物の抑制、再利用、適正処理の各段階において、建設リサイクルを先導的に推進しています。
入札・契約手続きにおいては、透明性、効率性及び競争性の一層の向上が求められていることから、工事契約においては、一般競争・公募型指名競争・工事希望型指名競争といった、より競争性の高い契約手続きを進めています。
保全↓ 【保全】 既存施設の管理、維持保全、改修等を適切かつ効率的に行い、良質なストックとして活用するため、施設管理連絡会、保全実態調査、技術協力等を行い、保全業務の指導と支援をしています。

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