代表的な砂防施設のご紹介
砂防施設は山の中につくられることが多いため普段は気づかないかもしれませんが、身近な場所にも砂防施設がたくさんあります。
当事務所は、平成30年12月31日までに狩野川直轄砂防管内で129箇所に砂防施設をつくってきました。

皆川砂防ダム

直轄砂防事業として設置された最初の砂防えん堤です。
菅引第6砂防ダム

堤長110mを誇る狩野川砂防で最も長い砂防えん堤です。
西平山腹工

緑化工として特殊モルタル、ヤシネット、種子吹き付けなどを行っています。
芽吹いた植物は順調に育ち、雨が降っても土砂が流れ出さない丈夫な斜面になりました。
地蔵堂第3砂防ダム

高さが20.5mで狩野川砂防で高さナンバーワンの砂防えん堤です。
長野第7砂防ダム

昭和60年6月の台風6号災害による直轄緊急砂防事業第1号の砂防えん堤です。
小鳥沢第2砂防ダム

ふつうの砂防えん堤だとすぐに土砂でいっぱいになるため、普段は土砂がすり抜けられる格子枠式の砂防えん堤を採用しました。
境川砂防ダム

近くにある「桜の里公園」の入口にあるため、えん堤の表面に木を貼り付けて周りの景観になじむ工夫を行いました。
深沢床固工群

深沢川では、昭和57年の台風10号、18号により多くの山くずれや土石流が発生しました。
そのため、再び新たな土石流が起こるのを防ぎ、川が安定して流れるようにするため護岸と床固工を整備しました。
アザミ川第2砂防ダム

アザミ川流域には、針葉樹林や広葉樹林が分布しており、流木が流れ出すのを防ぐため、ジャングルジムのような鋼製透過型えん堤を採用しました。
猫越第4砂防ダム

下流に湯ケ島温泉郷をひかえた猫越川に設置されています。魚がすむ環境を守るため、魚道があるのが特徴です。
徳永床固工群

火山噴出物などのもろい地質でできている川を安定させるために床固工を整備しました。
川岸の植物をできるだけ残す工夫をしたり、コンクリート表面に自然の石を張ったりするなど、自然との共生を目指しました。
梅木第4砂防ダム

既にあった2つの砂防えん堤に加え、より土石流に対する安全性を高めるために設置しました。
巨石や川岸の立木も多くあることから、鋼製透過型えん堤を採用しました。
徳永第3砂防ダム

上流に大きな石が多い古い土石流堆積物があり、また間伐材や倒木が多いため、巨礫と流木をくい止め土砂の調節効果が大きい鋼製部分透過型えん堤を採用しています。