狩野川資料館のご紹介
資料館のあらまし
昭和33年9月26日に未曾有の被害をもたらした狩野川台風は、今も地域の人々に語り継がれています。
狩野川資料館は、この歴史的な災害を後世へ正確に伝えるとともに、狩野川水系で実施している河川・砂防事業の重要性を多くの方に知っていただくため設立されました。
資料館のご案内
狩野川台風や狩野川の歴史、防災に関するパネルの展示、ビデオの視聴、ARを使ったコンテンツ、書籍の閲覧を行っています。



ご利用案内
開館時間
月・水・金曜日の午前10時から午前12時まで、午後1時から午後4時まで ※入場無料
- 祝日・年末年始は除きます
- 団体予約が入っている場合、来館をお断りすることがあります
- 職員が不在の場合、臨時に閉館することがあります
見学申込(団体の皆様へ)
団体(30名以下)の皆様を対象に、狩野川資料館・放水路の見学会を行っております。
見学をご希望の方は申込書に必要事項を記載の上、1ヶ月以上前にFAXまたはメール・郵送にて申し込みください。
申込書提出先(お問合せ先)
〒410-2204 静岡県伊豆の国市墹之上467-2
国土交通省 沼津河川国道事務所 伊豆長岡出張所
TEL:055-948-0302 FAX:055-948-1654 E-mail:cbr-nmz-izunagaoka@mlit.go.jp
交通案内
- 伊豆箱根鉄道伊豆長岡駅より徒歩 約20分
- 東名高速道路 沼津IC、新東名高速道路 長泉沼津ICより自動車 約30分
〒410-2204 静岡県伊豆の国市墹之上467-2
(国土交通省 沼津河川国道事務所 伊豆長岡出張所構内)
その他
狩野川流域の人々が流域の歴史、文化、自然環境、社会環境、建設技術等の学習の場所として、資料を収集・展示している狩野川文庫もご利用ください。
狩野川台風・狩野川放水路
狩野川台風
昭和33年9月26日夜、伊豆半島の東岸を北上して、神奈川県三浦半島に上陸した台風22号(狩野川台風)は、湯ヶ島を中心とする狩野川上流部に記録的な豪雨を降らせました。建設省湯ヶ島観測所(当時)の観測では、最大時間雨量120mmを記録し、この豪雨のため、狩野川は至るところで氾濫し流域に未曾有の大水害をもたらしたのです。人的被害は死者・行方不明者853名にもおよびました。

狩野川放水路
狩野川放水路は、伊豆の国市の墹之上、狩野川資料館のすぐ横から狩野川を分流し、沼津市口野から江浦湾にそそぐ約3kmの人工水路です。途中に2箇所のトンネル区間を有し、全国の放水路の中でも珍しい構造となっています。狩野川流域の水害を防止する目的で昭和26年の着工以来、15年の歳月と今の金額に直すと約300億円の巨費を投じて昭和40年に完成しました。分流地点のゲートを開放することにより、1秒間に最大2,000m3/s(25mプール4杯分)もの流量を流すことができ、狩野川の洪水防止の要とも言えます。
