よくあるご質問 共通編・防災編

Q&Aコーナー

当事務所の事業に関して、寄せられたご質問の中から代表的なものをいくつかご紹介します。

  • 質問1.

     土木工事とか土木作業の「土木」とはどのような仕事のことですか?
  • 質問2.

     8月下旬の大雨、雷では「狩野川台風」のことをすぐ思い出しました。大雨の時私達はどんな注意をしたら良いのか具体的に教えて下さい。
  • 質問3.

     4月から5月にかけて、伊東沖を震源とした地震活動が一時活発になりました。阪神・淡路大震災のような大災害が発生した場合、建設省や自治体ではどのような対策をとるのですか?
  • 質問4.

     災害対策用車両が配備され、災害時に大きな味方と喜ばしいと思います。災害が発生しない普通の日にはどんなことをしていますか?
  • 質問5.

     排水ポンプ車はどのくらいの水がでるんですか?照明車はどんな時に使うんですか?

質問1.土木工事とか土木作業の「土木」とはどのような仕事のことですか?

回答1.

土木」という言葉は、「築土構木」という中国の古語に由来します。土木の歴史は古く、古代エジプトのピラミッドや中国の万里の 長城、日本では古墳なども土木の仕事でした。現代の土木は、私た ちが生活していく上で欠かすことのできない施設や、自然災害から 守ってくれる施設を計画的に作っていくことをいいます。前者には 道路、鉄道、港湾、空港、宅地造成、上・下水道などが、また後者 には、堤防や砂防ダムなどがあります。 なお、毎年11月18日は、「土木の日」です。

質問2.大雨の時私達はどんな注意をしたら良いのか具体的に教えて下さい。

回答2.

  1. 天気予報や気象情報にも注意し、天気の移り変わりに気をつける。
  2. 降水量が、概ね1時間に20mm以上または降り始めから100mm以上の場合は、地滑り、土石流などが起こる危険があるので、十分注意する。
  3. 自宅や会社のある地域の災害履歴(地滑り、崖崩れ、浸水被害等の有無)を調べて、危険なところがないか確認しておく。
  4. 事前に、避難場所や避難経路を確認しておく。
  5. 日頃から地域の水防訓練に参加し、災害が発生したときは水防活動に協力する。 この他にもいろいろあると思いますが、決して人任せにしないで、日頃から いろいろな災害を想定し、対策を練っておくことが大切です。

質問3.阪神・淡路大震災のような大災害が発生した場合、建設省や自治体ではどのような対策をとるのですか?

回答3.

国土交通省沼津河川国道事務所では、静岡県の東部・伊豆地方で震度4以上の地震が観測されると、地震災害対策支部を設置して管内の被害状況を調べ、災害復旧を行うことになっています。ご質問のような阪神・淡路大震災規模の地震が起こった場合は、大変大きな被害が発生すると思われます。 こんなとき建設省では、まず、県・市町村をはじめ関係機関と連携しながら、遂次道路や堤防などの復旧を行い、地域の復興に努めます。


災害時の映像などを送る衛星通信車

質問4.災害対策用車両は災害が発生しない普通の日にはどんなことをしていますか?

回答4.

災害対策用車両は、通常、当事務所担当職員の行う操作訓練実習、防災訓練への参加等、定期的な機能の点検や機械操作従事者の訓練を行っています。この積み重ねにより、迅速な災害対応をめざしています。
また、参考に当事務所に配置されている災害対策用車両は、以下のとおりです。
●衛星通信車…………1台
●排水ポンプ車………1台
●照明車………………2台


照明車

質問5.排水ポンプ車はどのくらい水が出るんですか?照明車はどんな時に使うんですか?

回答5.

当事務所の排水ポンプ車は、1分間に40m3の排水能力があります。これは1秒間にドラム缶3.3本分の水を排水できる計算になります。
照明車は、災害時に夜間の応急復旧作業等を行うときに使います。広い範囲を照明によって明るくすることで、作業が安全に効率よくできる様になります。