代表的な対策事例メニュー

1.追突への注意喚起(減速路面標示)

課題

交差点付近では速度の出し過ぎや、速度の異なる車両が混在するため、追突事故が多発しています。

課題

対策の目的

速度の出し過ぎを抑制し、速度の異なる車両間の追突事故を防止します。

対策の目的

対策の効果

減速路面標示等による注意喚起により早めにブレーキを開始するようになりました。

対策の効果

2.右折レーンの設置

課題

右折レーンのない交差点では、右折待ち車両を避けるための急制動(急ブレーキ・急ハンドル)による追突事故・接触事故が発生しやすい環境にあります。

課題

対策の目的

右折レーンを設置することで、右折待ち車両と直進車両を分離し、交差点直近での急制動を抑制するとともに、無理な右折を抑制します。

対策の目的

対策の効果

対策の効果

3.中央分離帯の開口部の閉鎖

課題

中央分離帯の開口部を利用したUターンや右折待ち車両などに関連する事故が多く発生しています!
管内では年平均30件以上の事故が開口部付近で発生しています。
※中央分離帯開口部44箇所対象

課題

対策の目的

中央分離帯の開口部を閉鎖することにより、開口部を利用したUターンや右折を無くし、円滑な交通の流れを確保します。
右折待ち、Uターン待ちの車両がなくなると、

  • 右折待ち車両への追突
  • 右折待ち車両を避ける車両への後続車両の追突事故
をなくすことができます!

対策の目的

対策の効果

中央分離帯の開口部閉鎖前は16箇所で年間5件の事故が発生していましたが、閉鎖後事故は発生していません。また、利用者アンケートの結果、8割以上の方から「安全になった」との意見を頂いています。

対策の効果

4.右折レーンのシフト・右折停止位置の明確化

課題

高速道路等の高架下の交差点では右折横断距離が長く、右折停止位置が手前になりやすいため、対向直進車の見落としによる右折事故が多発しています。管内では年間600件以上の事故が高架下の交差点で発生しています!

課題

対策の目的

右折レーンをシフトすることにより、右折横断距離が短くなるとともに、対向直進車が確認しやすくなるため、対向直進車の見落としによる右折事故を防止できます。

対策の目的

右折レーンのシフト方法

高架下の交差点のおける右折レーンのシフトは、主に下記の方法で実施しています。
また、右折レーンをカラー化することで、右折レーンの存在を明確にする対策も併せて実施しています。

右折レーンのシフト
右折レーンのシフト JPG(694KB)

対策の効果

右折レーンをシフトしたことにより、対策1年後にはほぼ全ての車両が安全に右折する(右折ギャップ3秒以上)状況になりました。

対策の効果

5.交差点周辺部の視認性の向上

課題

交差点周辺部では、横断者の見落としによる事故などが発生しています!
名古屋国道事務所の管理する路線では年間1,200件以上の事故が交差点内また、交差点付近で発生しています。

課題

対策の目的

交差点周辺部ではガードパイプに変更することで、見通しを良くし、横断者等の確認がしやすくなります。

対策の目的

対策の効果

交差点周辺部の見通しを良くしたことで左折時のヒヤリハット(急ブレーキ等)がなくなるなど、多くの利用者から「安全になった」との意見を頂いています。

対策の効果

6.右折時のショートカットの防止

課題

斜めに交差する交差点などでは右折時に十分速度を落とさずにショートカットする車両が多いため、横断者との接触事故の危険性が高くなっています。

課題

対策の目的

ポストコーンの設置により右折時のショートカットを防止することで、右折時の速度を低下させるとともに、適切な右折の経路に導きます。

対策の目的

対策の効果

ポストコーンの設置により、適正な右折が行われるようになり、利用者からも「安全になった」との意見を頂いています。

対策の効果

7.わかりやすい道路案内

課題

多車線道路では進行方向がわかりにくいため、交差点直近にて無理な車線変更が発生しています。

課題

対策の目的

交差点手前から車線毎に進行方向をわかりやすく案内することで、スムーズな車線変更を促します。

対策の目的

対策の効果

車線毎の案内により交差点まで距離がある地点でスムーズに車線変更が行われるようになり、交差点直近での無理な車線変更が減りました。

対策の効果

8.ランプ部における駐停車車両の防止

課題

ランプ部・合流箇所において駐停車している車両に起因する事故が発生しています。
名古屋国道事務所が管理する路線では平成23年、平成25年に死亡事故が発生しています。

課題

対策の目的

注意喚起看板を設置することで、ランプ部・合流箇所で駐停車している車両を排除し、追突事故等の防止を図ります。
今後、対策実施箇所を対象に駐停車の車両数の減少効果等について調査し、効果の出現状況について把握します

対策の目的

9.減速および注意喚起対策

課題

名古屋国道事務所が管理する路線における交通死亡事故の半数以上は「信号無視」や「速度の出し過ぎ」、「前方不注意等の注意不足」などドライバーの運転に起因した事故になります。

課題
※H20~23名古屋国道事務所管内死亡事故対象

対策の目的

エスコートラインの設置は以下の幅広い効果を期待して取り組んでいます!

対策の目的

対策の効果

利用者アンケートを行った結果8割以上の方から「安全になった」との回答を頂いています。

対策の効果

10.交差点のコンパクト化

課題

大規模な交差点では、交差点の通過可否の判断に迷いが生じることで、信号の変わり目の無理な進入による出会い頭事故や、交差点手前での急ブレーキによる追突事故が発生しやすい状況にあります。また、左右折時には横断歩道までの距離が遠く、対向直進車や歩行者・自転車を見落としやすいため、右直事故や歩行者・自転車を巻き込む右左折時に事故が発生しやすい状況にあります。

課題
課題 JPG(426KB)

対策の目的

交差点をコンパクトにすることで、停止線間距離を短縮し、交差点通過可否判断の迷いの抑制を図ります。
これにより、信号の変わり目の無理な進入や急ブレーキを抑制し、出会い頭事故や追突事故を防止します。
併せて、右左折時における横断歩道までの距離を短縮し、対向直進車や歩行者・自転車を見落としの抑制を図ることで右左折時の事故を防止します。

対策の目的
対策の目的 JPG(304KB)

対策の効果

交差点をコンパクト化することで、赤信号時の交差点進入台数や急制動などの危険な挙動が減少し、追突事故をはじめ様々な事故が減少しました。

対策の効果
対策の効果 JPG(599KB)