Project 17 風水害・渇水に強い地域づくりプロジェクト
2004年3月版
目標2、3、4の達成を目指して
近年の異常気象、気候変動に伴い多発する集中豪雨や頻発する洪水、高潮、土砂等による災害に対応するため、計画的、段階的な治水施設、海岸保全施設及び道路防災施設などの整備を進めるとともに、被害を最小化するためのソフト面の対策もあわせて推進します。特に、産業基盤の集中する名古屋都市圏においては、河川堤防の嵩上げや強化、下水道と一体となった浸水対策、JR新幹線架橋など重要交通網の洪水被害対策などを実施し、都市型水害に対する被害を低減させます。
また、近年の気候変動に伴い多発する異常渇水への対応として、多目的ダムの整備を促進するとともに、渇水時の既設ダムの統合運用等、渇水被害を最小限に抑えるための水利用調整等を進めます。
プロジェクトに対する地域の声
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都市型水害の低減は、河川管理者だけの対応では限度がある。都市計画全体の施設整備の中で貯留施設の設置、建物等開発の制限を住民と一緒に討論する必要があると思う。(ふれあい広場)
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風水害、天災に強い街づくりを、また自然を壊さず現存させるように作って欲しい。なるべく全ての人、自然に優しい街づくりを。(ふれあい広場)
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渇水は強調されているのに対策が遅い。(ビジョン討論会)
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作ったあとの維持管理が重要。(ふれあい広場)
■特定構造物改築事業
(国道1号一色大橋)
平成12年9月の東海豪雨による庄内川の出水状況。一色大橋では、橋桁まで洪水位が上昇しました。
■徳山ダムイメージ
下流地域を洪水から守るとともに、渇水にも強い地域づくりを支えます。
■架替のための仮橋を建設中の国道1号一色大橋
■名鉄名古屋本線仮橋設置状況
■庄内川激特事業稲葉地地区河道掘削
東海豪雨時において、洪水の流下を大きく阻害し水位上昇の一因となった狭窄部について、河道掘削などを実施します。
■大垣水害被災状況
平成14年7月台風6号による揖斐川支川大谷川の
洗堰
からの越流による浸水状況。相川・泥川の災害復旧などによる流量増に対応するため、杭瀬川において河川災害復旧等緊急事業を実施します。
■落石等危険箇所の対策
(岩着およびワイヤーロープ掛工の例)
■南郊雨水滞水池(名古屋市公共下水道)イメージ
近年多発傾向にある都市型水害に対応するため、都市浸水対策の向上を図る下水道事業による雨水対策を促進します。
■法面崩落等危険箇所の対策
(平成13年4月国道19号長野県木曽郡山口村)
安心して通行できる道路の確保のための対策を実施します。
■西之貝戸川・小滝川特緊砂防事業
平成14年7月17日に発生した土石流災害から下流地域住民を守ります。
■
有脚式離岸
堤設置状況
(駿河海岸)
高潮災害等から背後地を保全するために
有脚式離岸
堤などの整備を推進します。
■平成の大改修
(津松坂港海岸)
都市部の海岸において機能低下が顕著な海岸保全施設の大規模な改修や耐震強化を推進します。
■中野方生活貯水池イメージ
地域に密着した小河川における局地的な治水、利水対策の推進を図ります。
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