まんなかビジョン

Project 16 東海・東南海・南海地震等対策強化プロジェクト
2004年3月版
目標1、3の達成を目指して

東海地震や東南海・南海地震などによって大きな被害が想定される駿河湾地域及び伊勢湾地域等において、被害を最小限に抑えるために、防災上危険な密集市街地を解消し、住宅・建築物の耐震診断、耐震改修を促進します。
また、緊急時に海からの輸送ルートを確保するとともに地域の経済活動を支え、物流機能を維持するための耐震強化岸壁や橋梁の耐震化、海岸保全施設の整備による津波対策、下水道等のライフラインの耐震化、防災拠点・避難地・避難路の整備を実施します。
さらに、地震対策を重点的に実施するための整備計画を定め、効率的・効果的に東海・東南海・南海地震対策を推進します。
プロジェクトに対する地域の声
安全安心の中で「災害とその共存」についてもキーワードとして明確に取り上げ推進していくプロジェクトを打ち出していってほしい。(ビジョン討論会)
震災時の死因で最も多いのは圧死である。建物を地震で壊れない構造に作り替えていくことがまず必要。(ビジョン討論会)
大規模地震など有事の場合に備えて、避難経路をきちんと確保することが必要だ。(ビジョン討論会)
駅前広場の空間の活用など、インフラをつくっていくと同時に地震が起きた際の対処の仕方を考える必要がある。(ビジョン討論会)

橋脚耐震補強 落橋防止対策
■橋脚耐震補強 ■落橋防止対策
阪神・淡路大震災での教訓を生かし耐震対策として、橋脚補強・落橋防止装置などを実施し、災害発生時の緊急輸送路を確保します。
既存庁舎の耐震補強のイメージ
■既存庁舎の耐震補強のイメージ(岐阜地方気象台)
想定される大規模地震に備え、災害応急対策活動を行う防災拠点官庁施設の耐震化を推進します。

真野海岸高潮対策事業
■真野海岸高潮対策事業【H17完成予定】
地震時に海岸堤防が沈下し、津波等による浸水を防ぐため、耐震化対策(地盤改良)を実施します。
庄内川耐震対策事業イメージ
■庄内川耐震対策事業イメージ
名古屋市内を流下する庄内川は、堤内地盤高が朔望平均満潮位(大潮の時の満潮位)以下であるとともに、2次被害により多数の浸水家屋が想定されるため、堤防の耐震対策を緊急的に整備します。

名古屋港飛島ふ頭南地区耐震強化コンテナターミナルイメージ
■名古屋港飛島ふ頭南地区耐震強化コンテナターミナルイメージ
【H17完成予定】
震災時にも国際幹線物流機能を維持するため、コンテナターミナルの耐震強化を図ります。
浮体式防災基地(ミニフロート)のイメージ
■浮体式防災基地(ミニフロート)のイメージ
耐震強化岸壁を補完して、災害時における緊急的な避難や被災地の復旧・復興を海上から支援する移動可能な浮体式係留施設。

三河港神野地区橋梁(改良)写真
■三河港神野地区橋梁(改良)写真【H18完成予定】
大規模地震発生時における海上からの緊急物資搬入路を確保するため、幹線臨港道路の耐震強化を図ります。
八木沢大川地震・津波対策事業
■八木沢大川地震・津波対策事業
【H18完成予定】
東海地震により想定される津波に対し、震度5(地震加速度250ガル)以上の地震を感知したら、水門ゲートが自動的に閉鎖され、河川への津波の進入を防ぎます。
豊橋総合スポーツ公園イメージ
■豊橋総合スポーツ公園イメージ
【H18一部開園予定】
大地震の発災時に、広域的な復旧・震災活動の拠点(広域防災拠点)の機能を有する豊橋総合スポーツ公園の整備を実施します。東海地震等の災害が発生した場合には、救援・復旧・復興活動のための後方支援拠点として機能します。

住宅の耐震補強の事例
■住宅の耐震補強の事例(静岡県)
窓の一部を壁とし、壁内部に筋交いを設けることにより耐震性を向上します。

Project Map

| × このウィンドウを閉じる | | ↑ ページトップへ戻る |