まんなかビジョン
| もどる |
 中部の目指すべき方向(7つの目標)

 VII.東海地震をはじめとした災害に強い安全・安心な地域づくり

H12.9東海豪雨時の庄内川
 
豊かな生活と産業発展を実現するためには、安全な地域づくりが最も基本的な課題。
東海地震など、多くの危険にさらされている中部においては、貴重な生命や財産を守るための備えを充実させ、中部に暮らす人たちが「安心」を感じられる地域をめざします。
 
■大きな被害が予想される東海地震地震防災対策強化地域
 
アウトカム目標
●大規模災害発生時でも、人命と経済活動の確保を図ることが出来る社会資本整備を
  推進します
●ひとたび災害が発生した際に、その対応・復旧が効率的に行われるようにします
●信頼性のある社会基盤を維持します
●近年の気象変動に対応した地域づくりを進めます
点在する土砂崩落による危険個所
 
アウトカム指標の例
ハザードマップの認知率の向上
●床上浸水戸数の軽減
●災害時の緊急・救難物資を供給するライフラインの人口カバー率の増加
 
POINT
日本の国土は非常に脆弱であり、災害から国民の生命や財産を守る社会資本が不足しています。
東海地震や、豪雨などによる災害に対するハード的な対策を進めると同時に、災害情報の提供などソフト的な対策も推進することが重要だと考えています。
 
語句の解説(※印がついた言葉)
【東海地震】
駿河湾西岸から遠州灘東部を震源域として、近い将来発生する可能性が高いとされる大地震です。
地震防災対策強化地域
大規模地震対策特別措置法では、「大規模な地震が発生する場合に著しい地震災害が生じるおそれがあるため、地震防災に関する対策を強化する必要がある地域を強化地域として指定する。」ことになっています。
平成14年4月23日に開催された中央防災会議による審議を経て、現在東海地震に関する強化地域は8都県263市町村が対象となっています。
ハザードマップ
地震や台風、洪水、火山活動などの災害による危険をあらかじめ想定し、地域にどのような被害が出るかを予想した地図のことです。
ライフライン
一般的には、電気・ガス・水道など生活に不可欠な物資の補給機能のことですが、災害時には道路や鉄道が緊急・救難物資の重要な補給機能を担います。

| ↑ ページトップへ戻る |