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豊かでゆったりとした生活環境 |
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今後さらに進展する少子高齢化※。高齢者・障害者などを含む全ての人が安全で安心して生活し社会参加できる生活環境の実現と、日常生活と余暇のバランスのとれた豊かな生活の実現をめざします。 |
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■進展する高齢化【65歳以上人口割合の推移】 |
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アウトカム目標 |
●ゆったりと豊かさが実感できる居住環境を実現します
●公共交通機関の利便性を向上します
●IT技術※を活用して、暮らしに役立つわかりやすい情報を提供します
●ユニバーサルデザイン※が実感できる社会を実現します
●暮らしやすく美しい生活環境を再生します。
●まちなかの賑わい、活力あるまちづくりを進めます
●地域とのコミュニケーシュン活動を積極的に行います |
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まちなかの賑わい:オープンカフェ |
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アウトカム指標の例 |
●バリアフリー住宅ストックの増加
(2.7%[H10]→約2割[H27])(全国値)
●鉄道駅のバリアフリー化の推進
(30%[H12]→60%[H17])(全国値)
●電線地中化の確実な推進 |
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POINT |
少子・高齢化社会の到来は国の活力維持や、労働力需給の不均衡など多くの課題が予想されます。バリアフリー化の推進をはじめ、誰もが生き生きと暮らせる生活空間の創出にこれまで以上に重点を置く必要があると考えています。 |
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語句の解説(※印がついた言葉) |
【少子高齢化】 |
出産年齢にある女性全体の平均出生数(合計特殊出生率)は、平成10年で1.38まで下がっています。この結果、日本の総人口は2007年から減少すると予想されています(いくつかの条件はありますが、平均出生数が2.0以上あれば人口は増加します)。
少子化の原因のひとつは、さまざまな社会的・経済的背景から未婚・晩婚化が進んだことですが、子育ての負担の重さも大きく影響していると言われています。
また、高齢化については団塊の世代(昭和22〜24年出生世代)が65歳以上の年齢層に入りきるまで急速な老年人口の増加を生じ、その後、戦後の出生規模の縮小世代が老年人口に参入するため、増加の勢いは弱まり、緩やかな増加期となりますが、第二次ベビーブーム世代が老年人口となる平成55(2043)年に老年人口はピークに達すると言われています。 |
【IT技術】 |
情報通信技術のこと。国土交通行政では、高速・超高速インターネットの普及促進のための基盤整備や公共交通の情報化など、多くの分野を担当しています。 |
【ユニバーサルデザイン(バリアフリー化)】 |
健常者の生活や利用を前提にしたまちづくりや商品設計は、障害者や高齢者に対して、無意識のうちに障害=バリアを作っていることがあります。そのバリアをなくして、障害者等が安心して暮らせる環境を作るのがバリアフリー化であり、まちづくりや商品のデザインなどに関し、だれもが利用しやすいデザインを初めから取り入れておこうとするのがユニバーサルデザインの考え方です。 |