まんなかビジョン
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 中部の目指すべき方向(7つの目標)

 IV.日本のまんなかである優位性を活かし、国土の東西・南北軸
    再生や交流拠点整備による国内外交流の推進

日本の東西大動脈が集中する静岡県由比町
 
中部は日本のまんなか。
古くから、人・モノ・情報・文化の交流点として栄えてきました。
この恵まれた地理的優位性を活かすために、東西・南北のスムーズで安心して利用できる移動手段を確保し、国内外交流の拠点をめざします。
 
■年々増加する東西交流
【静岡⇔神奈川,岐阜⇔滋賀県間断面交通量の経年変化】
 
アウトカム目標
●日本の東西大動脈の信頼性を向上します
●環日本海との交流を強化し、中部の求心力を高めます
●東海道軸上の拠点整備を図ります
●2005年の万博・中部国際空港の開港を契機とした国際交流の推進を図ります
国際ハブ空港を目指す中部国際空港 2005年愛・地球博(イメージ図)
 
アウトカム指標の例
●東名・名神自動車道の通行止・渋滞の緩和
 
POINT
日本のまんなか中部に住むものにとって、東西・南北の大動脈を整備・保全すると同時に、その恩恵を最大限に活用することが必要です。
2005年愛・地球博、中部国際空港の開港を契機として、中部は日本のまんなかとしての地歩を着実に固めていくことが重要だと考えています。
 
語句の解説(※印がついた言葉)
【東西・南北軸】
東京と大阪方面とを結ぶ生産・物流・消費の関係は、古くから東海道などを媒体として行われ、これらの沿線地域では日常的な交流が盛んでした。現在でも国道1号、東名・名神自動車道、東海道新幹線などを媒体として生産・物流・消費がこの沿線の圏域で集中しており、これらの軸状に連なった圏域を東西軸と呼んでいます。
南北軸は東西に比べて弱い環日本海地域との結びつきを強化し、今後形成していくべきだと考えている軸であり、現在は国道41・42号などに加えて、東海北陸自動車道や近畿自動車道紀勢線の整備が進められ交流の媒体となっています。
【断面交通量】
ある県とある県の県境(断面)をまたぐ主要な道路の交通量の合計です。
【環日本海】
国内では日本海沿岸地域。交流においては、日本海をはさんだ北東アジア諸国(ロシア、中国、韓国、北朝鮮)までを視野に入れています。
【東海道軸上】
東海道軸とは東西軸と同じ意味で、東海道軸上とは東西軸沿線の圏域全体の総称として使っています。
【2005年愛・地球博】
正式名は「2005年日本国際博覧会」。「自然の叡智」をテーマに2005年3月25日から9月25日まで開催されます。会場は愛知県瀬戸市(海上地区)・長久手町(愛知青少年公園)・豊田市(科学技術交流センター予定地)です。

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