まんなかビジョン
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議事要旨

第9回 国土交通中部地方有識者懇談会【まんなか懇談会】議事要旨


日時 平成16年12月20日(月)15:00〜17:00
場所 愛知県三の丸庁舎 8階大会議室

  1. 開会

  2. 開会挨拶

  3. 懇談会

    (1)「テイクオフ中部2005」について
      ○事務局

      [資料説明]


      <説明の骨子>

      前回の意見を踏まえ、戦略立案に問われる視点として下記の3つを掲げる。

      国際化

      中部地方の飛躍と持続的発展のため、主に産業・都市を中心とした社会・経済活動の国際化という視点

      魅力・美しさ

      広く地域社会がもつ文化的・景観的な要素を多く含んだ美しさ・魅力ある国土(地域)づくりという視点

      広域性・多様性・連携

      国際化および美しく魅力ある国土づくりを達成するために、広域性と多様性を調和させること(連携)を必要とする視点

       その上で、「安全社会の形成」、「国土の健康回復」、「美しい安全なくにづくりのための『国土マインド』の形成」を圏域形成の基本事項とした上で、国際社会に飛躍する中部を確立するため、20〜50年後を目指し下記に示す長期戦略を設定する。

      長期戦略1 創造性に富んだ持続的な成長力の高い産業の強化
      −考え方−

      ・ 世界的な地域間競争の激化する時代においても、中部が持続可能な成長力を持ち続け、我が国を牽引する地域としての使命を発揮することが求められる

      ・ このため、コスト競争力の強化及び創造性に富む先端産業等を含めたバランスのとれた産業集積を図ることが不可欠
      −求められる取り組み−

      ◇ 新たな競争力となる産業クラスターの形成

      ・ 東海環状西回りルート等圏域内ネットワークの整備や生産拠点の立地促進による広域的な産業クラスターの基盤整備 等

      ◇ 産業活動を支える国際基盤の強化

      スーパー中枢港湾や中部国際空港など国際ゲートウェイの充実、コスト競争力に資する物流ネットワークの充実など陸海空の総合的な交通体系の確立など国際競争力の基盤固め、物流のグリーン化・高質化 等

      長期戦略2 大交流時代の先導的役割の発揮
      −考え方−

      ・ 人・モノ・金・情報が地球規模で行き交う大交流時代において、中部が国際社会の中で影響力を持つ地域として持続的に発展していくためには、産業面のみならず交流面においても、国際社会をリードする地域を目指す必要がある。
      −求められる取り組み−

      ◇ 広域的な産業観光戦略の推進

      ・ 産業観光の広域的な展開、多様化する嗜好に対応した周遊ルートの設定・整備、万博フレンドシップ事業の継続 等

      ◇ 国際観光交流の推進

      ・ ビジット・ジャパン・キャンペーンの展開 等

      ◇ 地域の価値を育てる観光地づくりとセンスの磨き上げ

      ・ 観光地における住民参加型まちづくりの推進、本物志向や「学び」の要素に応えられる人材の育成、風土や地域資源を磨き上げる住民センスの底上げ、歴史街道 等

      ◇ 交流を支え、高めるモビリティの向上

      ・ 東海環状西回り、東海北陸自動車道の拡充 等

      長期戦略3 「まんなか」の優位性を活かした新たな成長への飛躍
      −考え方−

      ・ 中部地方が将来に渡り安定した成長を遂げ、日本のまんなかに位置する強みを最大限活かしていくためには、国土軸の強化や北陸圏・近畿圏との広域連携を自ら積極的に行「、新たな成長局面を創り出していくことが重要。
      −求められる取り組み−

      ◇ ネットワークの高速性・快速性のさらなる向上

      ・ 幹線鉄道網における高速化・快速化、国際的な研究機能・教育機能の誘致

      ◇ 北陸圏・近畿圏との広域連携強化

      ・ 東海北陸自動車道の拡充、第2東名名神の整備による広域連携基盤の強化

      ◇ 国土を支えるリダンダンシーの向上

      ・ 東西軸の容量拡大や代替路整備 等

      ◇ 国土の安全基盤の確立

      ・ 都市型水害対策、総合的な治水対策 等

      長期戦略4 ボーダーレス社会での中心機能の強化
      −考え方−

      ・ 地域における社会経済活動の国際化が強まる中で、中部地方が活力と豊かさを兼ね備えた地域としてその地位を築いていくためには、ボーダーレス社会における中部の中心性・拠点性を強化することが重要。

      ・ 特に中部の中心拠点である名古屋の情報発信性や経済社会活動の国際的な活動拠点としての機能強化が不可欠。
      −求められる取り組み−

      ◇ 名古屋の情報発信の強化

      ・ 企業の海外部門や外資系企業の進出等に対応した世界最大級のコンベンション・メッセ機能の整備、世界水準の都市景観の整備、国際教育機能の整備 等

      ◇ 拠点都市機能の特化と都市間ネットワークの整備

      ・ 東海環状自動車道西回りなど名古屋周辺の拠点都市間を結ぶネットワークの整備 等

      ◇ 地域内の情報交流の促進

      ・ 中部地方全体で情報共有することが可能なマスメディア圏域の拡大 等

      長期戦略5 あらゆる人々の快適性を満たしたまちの形成
      −考え方−

      ・ 本格的な少子高齢社会の到来、生産年齢人口の減少が起きる中で、多様な価値観を享受し、あらゆる年齢層が快適に暮らし、豊かさや固有の価値を育むことができる成熟社会としての環境づくりが求められている。
      −求められる取り組み−

      ◇ 街なかや住宅地におけるアメニティ空間の整備、水辺空間の整備

      ・ 子供の成長を育む遊び場の確保 等

      ◇ 地域づくりにおけるゆとりと快適性の確保

      ユニバーサルデザインを導入した公共空間の整備、広域幹線交通網との交通結節点の整備や生活圏モビリティの強化、マイカーに過度に依存しないコンパクトなまちづくりの推進、公共交通を中心とした環境にやさしい交通体系の整備 等

      長期戦略6 美しい安全なくにづくりのための「国土マインド」の育成
      −考え方−

      ・ 成熟社会における心の豊かさ、暮らしの豊かさの基盤として、国土の美しさや安全性の確保が重要である。また、国内外との交流を図る上でも、美しいくにづくりの観点は重要性を増している。

      ・ そうした中で、美しいくにづくりや安全なくにづくりを進める上では、国民一人一人の感性や意識の向上が不可欠。
      −求められる取り組み−

      ◇ 美しい国土づくりに対する国民意識の向上

      ・ 児童・生徒を対象とした国土学習の提供、自然・歴史・文化とともに社会資本を学ぶエクスカーションの強化、「土木ごっこ」などのフィールド体験の提供 等

      ◇ 人々の防災マインドの涵養

      ・ 地域における自主防災活動のリーダー育成の強化、災害ボランティアの普及・啓蒙 等

    (2)自由討議
      ○ 須田委員(座長)
      −「長期戦略3」について−

      ・ 「幹線鉄道網における高速性・快速性」という表現があるが、「高速性・快適性」と改めたほうが適切な表現となるのでは。

      ○ 桑田委員
      −全般に関して−

      ・ 「都市と農山村の均衡ある発展」という視点を盛り込んでいただきたい。農林業があるからこそ、現代の産業が成り立っているという視点に立って、これからの農林業をどう支援していくか考える必要がある。

      ・ 農山村では、耕作放棄地や森林の荒廃が深刻な問題であり、山間部の多い、中部地方においては、国土保全の観点からも農山村の活性化は重要なテーマである。

      ○ 奥野委員
      −「長期戦略1」について−

      ・ この地域の戦略としては、世界から企業や人材が喜んで集まってくる地域を目指すべきではないか。海外企業がどういう人材を当地域へ送り込んでくるかという視点に立つことが重要である。

      ・ 中部地方は、我が国の産業をリードし、世界から注目される産業集積がある。今後も、中部がリーダーシップを発揮できるかが鍵。
      −「長期戦略4」について−

      ・ 名古屋の魅力という観点では、「名古屋に行けば優秀な頭脳がある」と言われるよな頭脳都市を目指していってはどうか。
      −「長期戦略6」について−

      ・ 「美しい国づくり」の中で取り扱っているかと思うが、これからの時代においては、環境は欠かせないテーマ。

      ○ 小笠原委員
      −「長期戦略1」について−

      ・ 人・もの・金に関する総合的な支援プラットフォームという考え方を、具体的なイメージとともに盛り込む必要がある。特に産学官連携については、中部地方は遅れをとっているので強化していく必要がある。

      ・ 産業の強化においては、都市型サービス産業の集積が進んでいないという点にも着目して戦略を検討すべきである。

      ・ 産業を支える人材確保という点では、熟年労働者をシルバー人材を地域内でいかに育成し、活用するかという視点も重要である。
      −「長期戦略2」について−

      ・ 観光という視点でまとめられているが、海外から当地域へ働きに来る人にも焦点を当て、彼らのライフラインの充実(例えば、姉弟の教育環境など)を図ることが必要だ。
      −「長期戦略5及び6」について−

      ・ 地域における快適性を考える場合、快適性の要素として「景観」が重要。地域をより魅力あるものにするためには、特区などの制度を工夫し、上手に誘導していく必要がある。

      ○ 東委員
      −「長期戦略2」について−

      ・ 「おしゃれな観光地」という視点は重要。ただし、従来の「おしゃれ」という概念に囚われる必要はなく、中部地方の歴史や伝統文化の素晴らしさとものづくりなどの中部らしさに磨きをかけて、「おしゃれ」の新しいかたちを発信していくことが重要。

      ・ 美しいまち、暮らしやすいまち、ユニバーサルデザインの行き届いたまちといったことを地域づくりの中で配慮すれば、結果として観光地としての賑わいが生まれるのではないか。
      −「長期戦略6」について−

      ・ 「国土マインド」は、土木ごっこに限らず様々なフィールド体験を通して、育成していくことが大切。

      ・ 国づくり(地域づくり)においては、地域と海との関係を見直し、海からの視点による観光や港と港を結ぶ海のネットワークという視点も着目すべきではないか。
      −全般に関して−

      ・ 長期戦略として、環境という視点も重要な柱の一つとして位置づけるべきでは。中部の環境をいかに持続可能なものとするかという観点で国づくりを進めていくべき。

      ○ 松尾委員
      −全般に関して−

      ・ 国として、真の意味での中長期的な視点をどう捉えているかということを再確認したい。
      −「長期戦略6」について−

      ・ 「国土マインド」は非常にいいキャッチフレーズ。全ての要素の根幹にあり、含蓄がある。身近なところにおける「地域マインド」を育むことから始めていくとよいのではないか。

      ・ 地域ひいては国土に対する愛着や誇りを持って住み続けられる地域づくりを、地域がリーダーシップを発揮して実践できるような仕掛けづくりを行う必要がある。

      ○ 水尾委員
      −全般に関して−

      ・ 中長期的な視点による戦略というには、インパクトが弱い。中部国際空港や愛・地球博を活かして、具体的にとうしていくのかということを強烈にPRして、他地域を触発するような戦略を打ち出したい。
      −「長期戦略6」について−

      ・ 国土マインドを育てる上では、土木ごっこなど従来のやり方では不十分。新しいやり方を提案する必要がある。

      ○ 水谷委員
      −「長期戦略1」について−

      ・ 「長期戦略1」を実現する背景には、社会資本の充実が必要であり、それが「長期戦略3」ではないかと解釈している。

      ・ 産業クラスターの形成については、どんな姿が望ましいかということにこだわる必要はない。産業が全体的に強化されていけば、結果として、地域の特色を持った産業クラスターが形成されているものだ。
      −「長期戦略4」について−

      ・ 「ボーダーレス社会の到来」については、特に意識する程のことではないと感じる。特に「名古屋の情報発信の強化」ということについては、敢えて言うだけのことがあるか疑問である。
      −「長期戦略5」について−

      ・ 快適性をあらゆるところで満たすということはコストのかかる話であり、もはやそれをやるだけの財政的な余裕はない。「ここだけはしっかりやる」という選択と集中が必要であり、地域が主体的にやっていくという姿勢も求められる。
      −「長期戦略6」について−

      ・ 「国土マインド」は煎じ詰めれば、愛国心ということになるかと思う。

      ○ 箕浦委員
      −「長期戦略1」について−

      ・ 事前に送付してもらった資料では、「創造性とバランスに富んだ〜」というふうに「バランス」という文言が入っていたが、本日の資料では「バランス」が削除されてしまっている。

      ・ この地域はものづくり中心であることは紛れもない事実であるが、今後20年先、50年先を考えた場合、ものづくり一辺倒の産業構造では、不十分であり、ものづくり以外の産業についてもしっかりしたものを根付かせていく必要がある。

      ・ 強い分野はより強いものにしながらも、産業構造のバランス考えていくことが大切である。特に金融、流通、観光といった分野は、中部を代表する産業の一つとして認知されるように強化していかなければいけない。
      −「長期戦略2」について−

      ・ 中部国際空港を、中部を訪れる観光客やビジネス客のハブ拠点として有効に機能させることが重要。空港ターミナルに隣接するホテルなど現在のキャパシティで、十分なのか見直す必要がある。

      ・ 乗り継ぎ拠点となる空港ターミナルや名古屋駅などは、物販や飲食など集客機能を充実させるとよいのではないか。

      ・ 東海北陸道のハイウェイオアシスにある河川環境楽園は、淡水魚園や公園、飲食店などができたことによって、家族連れが集まる人気スポットになった。このように新しい要素を付加して工夫すれば人は集まるものであり、中部が持つまんなかの優位性は観光や集客面においても大いに発揮させるべきである。

      ○ 渡辺委員
      −全般に関して−

      ・ 中長期戦略は、将来、中部をどういう地域にしていきたいかということを考え、例えば、「技術開発ナンバーワンの中部」などのように世界に誇る中部の姿を具体的にイメージできるようなかたちで打ち出す必要がある。

      ・ 例えば、「『安全度・快適度ナンバーワン』と評される地域が中部に何箇所ある」とか、「10年後、中部を訪れる人が1,000万人に達する」といった具体的な目標を掲げ、それに向けて実現させる具体的な方策を考えていくとよいのではないか。

      ・ 特に環境、安全、情報通信等の分野は今後ますます重要になり、こういう観点からの具体的なアクションプランが求められている。以上を実現する上では、産官学が連携し、モデルとなる取り組みをを示すとよいのではないか。

      ・ 地域づくりにおいては、人づくりという観点も重要。中部地方は素晴らしい人材を輩出する地域として認知されるような地域づくりを目指すべきである。

      ○ 中村委員
      −環境問題に関して−

      ・ 我が国最大の内湾である伊勢湾の環境悪化が深刻な問題である。工業排水による汚染は規制によって抑制されるようになったものの、生活排水による伊勢湾の汚染は依然として続いている。特に日常的に使う洗剤や練り歯磨きによる影響が大きい。このような実態を中部の住民が理解し、真剣に考える必要がある。

      ・ 経済的な豊かさだけでなく、健康や快適といったアメニティの豊かさを見直すことが何よりも大切ではないか。きれいな海を復活させるということも重要。

      ・ 伊勢湾台風の以後設けられたコンクリート護岸やテトラポットの影響によって、砂浜が減少し、天然の渚が失われてしまった。渚は、海の汚染物質を浄化する働きがあり、渚の復活は、海をきれいにし、陸も空もきれいにする。各省庁・役所が連携し、横断的に海をきれいにするということに取り組んで頂きたい。

      ○ 谷岡委員
      −「長期戦略6」について−

      ・ 「国土マインド」とは、自分を取りまく世界に対する美意識や感性あるいは状態の健やかさに対する感受性を含んだものであり、愛国心とは別ものと考えている。

      ・ 中部は、生活の身近なところで「国土」というものを感じやすい地域であり、これは東京や大阪にはない特徴である。中部には、決して華美ではなく、装飾的ではないが、本質的な国土の姿がある。これが素敵になりうるのではないか。

      ・ 農山村の荒廃は深刻な問題。工業と農林水産業や大都市と農村というものが対立して考えるのではなく、大きな循環という視点から、それぞれが密接に関係し合っているという考え方に立つ必要がある。

      ・ 循環といったことを意識して環境を考える場合、一つの市域の中で考えるのではなく、上流から下流まで流域が一体となって考える必要がある。

      ・ 国土の保全を考える場合、外敵に対する国防という観点だけでなく、内部の荒廃やそれによってもたらされる問題に対していかに取り組むかということが重要である。

      ○ 鈴木委員
      −「長期戦略1」について−

      ・ 静岡県の西部地域では、今後20〜50年先においても、引き続きものづくりで生きていこうという意識が強く、この提言が目指す方向性は静岡県の西部地区においても共通する。
      −「長期戦略2」について−

      ・ 今年開催した浜名湖花博では、目標来場者(500万人)を上回る540万人が来場した。花博の成功要因としては、交通アクセスのよさが第一であったと考えられる。このため、回数券を買って会場を何度も訪れる人が多かったことも特徴として挙げられる。また、開催期間中、目立った交通渋滞はほとんど発生しなかった。

      ・ 開催中、何度も花を植え替えて変化を与えたことで、何度も訪れる来場者がいたということ、大勢のボランティアが参加し、その口コミでお客がさらに集まったということなどは成功要因として注目すべきことかと思う。

      ○ 須田委員(座長)

      ・ 各委員の発言を総括すると以下のように整理できるかと思う。

      【総論】


      (1) 人が喜んで訪れる中部・世界に誇れる中部を目指す

      ・ 提言の根底にある考え方として、中部が目指す地域像を明らかにし、あらゆる分野にわたって、ナンバーワンであるというイメージを強く打ち出すべき。

      ・ ナンバーワンの地域を目指すにあたっては、例えば、産学官連携のモデル地域や交通モデル地域を目指すなど具体的な取り組みが必要であり、また、担い手である人材の育成や教育の問題も重要。

      (2)国づくりの心として基本となる「国土マインド」の重要性

      ・ 身のまわりの地域を愛する心や地域に対する意識がひいてはまちづくりにつながり、結果的には、そういう流れが魅力ある中部地方を形成することにつながる。

      ・ 都市あるいは農村のバランスを保つことも重要であり、そのためには人や物の循環を改めて見直し、よりよいあり方に改善していくことが必要。

      (3)戦略と呼ぶにふさわしい強烈な主張の打ち出し

      ・ 教育などの分野においても、パンチ力のある強烈な主張を提言すべき。

      (4)環境の重視

      ・ これからの地域づくりを考える基本的な柱として、環境を位置づけるべき。

      (5)花博の成功に学ぶ地域づくりのポイント

      ・ 地域のイベントにおいては、交通アクセス、内容に変化を持たせるなど来場者を飽きさせない工夫、ボランティアの参加といったことが成功の鍵となるのでは。

      【長期戦略1に関して】

      ・ 人・もの・金の支援プラットフォームが必要。

      ・ 創造性に加えて、バランスも重要。

      ・ 長期戦略1と3では相反する項目があるので相互のつながりを考えた表現に修正すべき。

      【長期戦略2に関して】

      ・ 当地域に働きに来る人のライフライン(特に教育環境など)を整えることが必要。

      ・ 「おしゃれな」観光地づくりにおいては、食文化や伝統文化など地域の特色に留意すべき。

      ・ 産業観光では、ショッピングという要素も大変重要であり、土産物が充実しているということも観光地としては重要。

      【長期戦略5に関して】

      ・ 観光を通じた暮らしやすいまちづくりという観点を具体的に盛り込んではどうか。

      【長期戦略6に関して】

      ・ “土木ごっこ”にとどまらず、次なる教育システムを具体的に提案してはどうか。

      ・ 海に着目し、海のネットワークを再構築するという新たな観点を加えてはどうか。

      ・ 世界に冠たる中部を宣伝するためには、様々な対策を講じるべき。

      ・ 日常的な人の営みが国づくりにつながるという観点をもう少し盛り込むべき。

      ・ 中部の特性をもっと際だたせて戦略としてのパンチ力を持たせることが重要。

      ・ 戦略を具体的に推し進める際には、重点化・集約化が必要。



      (3)今後の進め方について
        事務局案に対して特に異論なし


    4.閉会挨拶

    5.閉会

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